カーボンクレジット市場に向けた情報整理と知識強化

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本セミナーでは、カーボン・クレジットの基礎知識から、カーボン・クレジット取引の法的リスクや取引契約書から見たリスク対応法について具体的に解説いたします。

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プログラム

第1部 カーボンクレジット取引の概要と法的留意点

(2025年3月12日 13:30〜14:30)

 各企業が、「カーボン・ニュートラル」達成に向けた取り組みの中で、クレジット化された温室効果ガスの排出削減量・吸収量を売買するカーボン・クレジットは検討すべき選択肢です。また、国内では、2026年度から本格的に排出量取引制度の運用が始まり、民間市場も開設されるなど、国内でも制度整備が進んでいます。一方、カーボン・クレジットには統一の基準はなく、法的性質も曖昧で、その取引にはリスクも伴います。そこで、本講演では、カーボン・クレジット取引に関して、基礎的な知識から、カーボン・クレジット取引の法的リスクや取引契約書上の留意点について具体的に詳説します。

  1. カーボン・クレジット制度の概要
    1. カーボン・クレジット概要
      1. カーボン・クレジットとは
      2. カーボン・クレジット取引の仕組み
    2. カーボン・クレジット制度
  2. カーボン・クレジットの法的リスクとその対応
    1. カーボン・クレジットの法的性質
    2. 取引契約書における実務的留意点

第2部 カーボンクレジット市場の現在と将来

(2025年3月12日 14:45〜15:45)

 ネットゼロ社会を実現するためには、現在のクレジット市場を更に大きく拡大する必要がありますが、その際には評価の透明性や測定精度、モニタリングにおけるガバナンス、規格、担い手の問題も喫緊の課題となっています。  日本のカーボンクレジット市場は、国が認証するJ – クレジットを中心に年々発行数が増加しており、GXリーグでは、参加企業による排出量取引 (GX – ETS) の実施に向けたルールメイキングが進められています。また、アジア・ゼロエミッション共同体構想の一環として、民間資金を活用したカーボンクレジットの創出と流通も位置付けられるなど、その重要性がますます高まっています。  日本のグリーントランスフォーメーション分野におけるカーボンクレジット市場の活性化を通じて、脱炭素社会の実現に貢献するために必要な、カーボンクレジットの現在と将来について紹介します。  演者が理事を務めるNCCCが受賞した『第10回サステナブルファイナンス大賞』※の事例も紹介します。

※サステナブルファイナンス大賞とは、環境問題を金融機能を使って解決する「環境金融」の普及・啓蒙活動を行っている環境金融研究機構 (RIEF) が 2015 年から、日本の金融市場で環境金融商品・サービス・取り組みを行う金融機関、企業等を毎年、評価・顕彰している表彰制度です。
環境・金融の両分野の専門家が審査、議論を行いその年の最も優れたサステナブルな環境金融活動を行った金融機関、企業、関係機関等が選ばれる賞となっております。

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