永久磁石同期モータの位置センサレス制御

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本セミナーでは、永久磁石同期モータの位置センサレスベクトル制御系の構築方法を理論に基づいて説明いたします。
制御工学の知見を踏まえ、なぜこの制御法が用いられるのか、なぜこの計算となるのか、なぜ各種ゲインの値はこのように設計されるのか、といった業務上の疑問を解決していきます。

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永久磁石同期モータは家電分野から自動車分野に至る様々な分野で用いられており、小形で高効率なシステムの構築に寄与しています。永久磁石同期モータを高効率に駆動するためには回転子に配置された永久磁石の中心 (磁極) 方向を把握する必要があり、通常はパルスエンコーダやレゾルバといった位置センサを用いて検出しています。ただし、位置センサの設置はコストの増加を招き、ノイズが生じやすい環境では位置センサを保護するための対策を講じる必要があります。  本セミナーでは、永久磁石同期モータの位置センサレスベクトル制御系の構築方法を理論に基づいて説明します。制御工学の知見を踏まえ、なぜこの制御法が用いられるのか、なぜこの計算となるのか、なぜ各種ゲインの値はこのように設計されるのか、といった業務上の疑問を解決していきます。

  1. 位置センサレス制御の要求と難しさ
  2. 中・高速域向けの位置センサレス制御
    1. 拡張誘起電圧モデルの導出
    2. 拡張誘起電圧モデルを推定するオブザーバの設計
    3. 位置・速度推定器の設計
    4. パラメータ設定誤差の影響とその対策
  3. 停止・低速向けの位置センサレス制御
    1. 正弦波重畳法に基づく位置・速度推定器の設計
    2. 矩形波重畳法に基づく位置・速度推定器の設計
    3. 位置センサレス制御時の始動法

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