滅菌製品の微生物汚染菌 (バイオバーデン) 測定試験の基礎と微生物試験のバリデーション

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近年、滅菌製品の滅菌バリデーション基準要求等では、バイオバーデンの管理の要求が示されており、国内外の外部監査でも注意が必要となっております。
本セミナーでは、回収率や培地性能試験、微生物の滅菌抵抗性の生残率曲線の作成、D値測定や市販BIの使用上の注意、D値の共存物影響、損傷菌の影響、オリジナルBI作成や滅菌バリデーションの留意点など、厚生科学研究、D値試験研究プロジェクト研究の経験などもふまえて解説いたします。

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近年、医薬品PIC/S GMP、医療機器QMS、滅菌バリデーション基準及び日本薬局方などの「滅菌」では、滅菌バリデーションとともにバイオバーデンの測定、管理の重要性が示されており、外部監査等でもバイオバーデンの測定方法、試験法のバリデーション、バイオバーデン管理状況などを求められるケースもある。  そこで、本講座では、医療機器、包装容器等を中心にした滅菌前製品の微生物汚染菌の測定試験の基礎と微生物試験のバリデーションについて解説する。

  1. 滅菌製品のための微生物試験の基礎
    • 微生物汚染の確認方法
    • 無菌試験
    • 製品の菌数測定試験
    • 環境微生物測定試験
    • 殺菌による損傷菌について
  2. バイオバーデン測定、管理の基礎
    • バイオバーデンとは
    • バイオバーデン管理要求と具体的事例
    • 滅菌だけでなく菌の死骸によるエンドトキシンの注意
    • 滅菌条件設定法とバイオバーデン
    • バイオバーデン菌数測定方法1 (培地浸漬法)
    • バイオバーデン菌数測定方法2 (メンブレンフィルター法)
    • バイオバーデンの菌種同定法とは
    • バイオバーデンの殺菌抵抗性測定 (D値) とは
  3. 微生物試験のバリデーション
    • 微生物試験に関するバリデーション概要
    • 培地性能試験 (日本薬局方)
  4. バイオバーデン菌数測定の実務、バリデーション
    • 培地浸漬法の留意点
    • メンブレンフィルター法の留意点
    • 回収率測定 (バリデーション) とは
    • 回収率測定の実施、留意点
  5. バイオバーデンの微生物滅菌抵抗性D値測定の実務
    • 生残率曲線の作成
    • 生残率曲線からのD値算出
    • D値測定時の留意点
    • シグモイドカーブをもつ微生物の留意点
    • 共存物によるD値の影響
    • 無菌試験によるD値測定
    • 菌種が多い場合の簡易D値測定絞り込み
    • 指標菌のD値とバイオバーデンD値との比較
  6. バイオロジカルイクジケータ (BI)
    • バイオロジカルインジケータとは
    • 市販BI使用時の留意点
    • 製品素材でオリジナルBI作成方法
    • 放射線滅菌ではBIを使用しなくなった理由
  7. 微生物試験担当者の力量教育、評価
    • 既知の菌数測定テスト
    • 既知のD値測定テスト
    • その他
  8. バイオバーデン管理の滅菌医療機器と無菌医薬品の違い
    • バイオバーデン測定間隔
    • バイオバーデンのアラートレベル、アクションレベル管理
    • 製品、包装材の原料のバイオバーデン管理
  9. その他

受講料

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