薬物間相互作用 (講義と演習) - 入門・実践 全2日間

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2025年2月14日「薬物間相互作用 – 入門編 (講義と演習)」

 医薬品は単剤での使用よりも、多剤併用されることの方が多いため薬物間相互作用のリスクが懸念されます。そのため、薬物間相互作用の検討は創薬段階から検討されています。日米欧で薬物間相互作用のガイドライン・ガイダンスが整備されてきています。ICH-M12として検討され、現在、step 3であり、ドラフトガイダンスが公表されました。  本セミナーでは、薬物間相互作用試験での各検討項目について相互作用メカニズム、評価法、計算法について、薬物間相互作用の基礎を学んでいただき、薬物間相互作用の全体像とデータ取得部分の理解を目的としています。時間が許す範囲でICH-M12ドラフトガイダンスの解説を行います。

  1. 薬物間相互作用概論
  2. 相互作用メカニズムと評価法
    1. タンパク結合阻害
    2. 代謝酵素阻害
    3. 代謝酵素誘導
    4. トランスポーター阻害
    5. 消化管における相互作用
      • 演習 (プロット法、最小二乗法による解析)
      • タンパク結合 Scatchard プロット
      • 阻害 KiとIC50、Dixonプロット Eadie-Hofstee プロット
      • 不可逆阻害 IC50 shift法、dilution法
      • 酵素誘導 Emaxモデル
  3. ICH-M12 Draftガイダンス解説
  4. 質疑応答

2025年2月21日「薬物間相互作用-実践編(講義と演習)」

 薬物間相互作用 – 入門編では、データ取得部分の基礎を扱っています。  実践編では、種々のヒトにおける薬物間相互作用の予測法を演習として経験していただき、予測特性を理解していただきます。演習主体で行います。薬物間相互作用の予測は簡単な静的 (static) 予測と動的 (dynamic) があります。同じ阻害剤でも予測法により予測結果が異なり、リスク評価の考え方も異なってきます。医薬候補品の開発ステージに応じた使い分けが重要になります。また、阻害を受ける側としてのリスク評価も行います。

  1. Staticモデルによる予測
    1. 酵素阻害
      • Basicモデル
      • Mechanistic staticモデル
    2. 酵素誘導
      • Basicモデル
      • Mechanistic staticモデル
    3. トランスポーター阻害
  2. Dynamicモデルによる予測 (PBPKモデル)
    1. 酵素阻害
      • 競合阻害
      • Time Dependent Inhibition
    2. 酵素誘導
    3. トランスポーター阻害
  3. 質疑応答

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