第1部 「ユーロ7」の概要、展望について
(2025年2月12日 10:15〜11:15)
- ユーロ7とは
- 規制の構成、従来規制との変化
- 欧州内での現在までの議論
- 業界団体の意見
- 議論の現在地
- ユーロ7の背景にあるEUが目指す姿
- 最終形として目指している2050年の状態と政策
- 並行するバッテリーとマイクロプラスチック関連規制
- 自動車業界への影響と今後
- ユーロ7による影響
- 今後の残課題
第2部 タイヤ摩耗粒子の側面から見たマイクロプラスチック
(2025年2月12日 11:30〜12:00)
- はじめに
- マイクロプラスチックに関する国際動向
- ユーロ7について
- 今後の展望
第3部 排ガス、ブレーキおよびタイヤ摩耗粉塵の排出規制動向と計測手法の開発
(2025年2月12日 13:00〜14:15)
- 次期排出ガス規制ユーロ7動向
- 粒子状物質の発生源
- ユーロ7動向
- ブレーキおよびタイヤ摩耗粉塵の排出規制動向
- ブレーキ摩耗粉塵の計測手法
- UN GTR 24の導入
- ブレーキ摩耗粉塵の計測手法概要
- UN GTR 24に準拠したAVL計測システム概要
- RDE計測手法の開発
- ILS3状況
- 重量車ブレーキ摩耗粉塵規制化に向けた活動状況
- タイヤ摩耗量計測手法の検討状況
- ブレーキ摩耗粉塵との違い
- Convoy MethodとIndoor Drum Method
- タイヤ摩耗粉塵の計測 (PM/PN)
- まとめ
第4部 Euro-7における、車載電池の扱いの変化、その予測と展望
(2025年2月12日 14:30〜15:30)
Euro-7において、自動車排ガスの新たな規制強化と共に、電動車のバッテリ性能要件(バッテリ容量の劣化)を規制した内容が取り込まれた。対象はEVおよびPHEV。5年もしくは100、000kmのいずれか早く達成した時点:容量の80%以上を保持。8年もしくは160、000kmのいずれか早く到達した時点:容量の70%以上を保持が概要である。この規制案はいささか唐突ではある。しかしながら、現状のEV拡大がグローバルに停滞し、その一因が電池の性能維持に関する、不信感とも言える見方があるとすれば、Euro-7の提案も当を得たものであろう。リチウムイオン電池のテクノロジーから見ると、上記の60.80%と言う数値の把握自体が非常に困難である。Euro-7ドキュメントにも、その%の測定方法は示されていない。更には走行距離と電池の性能維持(劣化)は1:1ではなく、多くの不安定要素が介在する。
ここでは二次電池エンジニアリング的な観点から、Euro-7の規制に至った、現行のリチウムイオン電池の特性上のアンバランス、パワーとエネルギーの矛盾を中心に解説したい。
- 電池の容量低下と出力特性のアンバランス (耐久性)
- Ragone Plot、パワー特性 (質量kg基準表示)
- 車載電池の充・放電、解決出来難い特性項目
- √サイクル数vs.内部抵抗上昇率 (%) 25°C、45°C
- Euro-7の概要とリチウムイオン電池の扱い
- 自動車などの排気規制と電動化への波及効果
- EVとPHEVの走行距離と電池の容量維持率
- 電池システム容量 (%) の決定方法と
- Euro-7に関する日本国内の対応 (4Q/2024)
- 関連: EU電池規制と元素リサイクル
- EU電池規制の概要 (1) (2)
- 使用済みバッテリーからの再資源化率の達成義務
- バッテリーの分類、EU電池規制 (2022/12)
- 参考: EVの環境特性の評価と多様性
- EVとPHV (EV) の走行時CO2発生試算 (データ)
- EVとPHV (EV) の走行時CO2発生試算 (リニアグラフ)
第5部 ユーロ7における自動車LCAの適用について
(2025年2月12日 15:45〜16:45)
- 自動車を取り巻く様々な規制動向とユーロ7
- 自動車に求められる機能と性能
- カーボンニュートラル規制と自動車
- 電動化
- 熱機関の改善とe-Fuel 水素
- その他の要素、車両重量、価格、寿命
- リサイクルとリサイクル材の使用
- 自動車環境性能評価法の変化、LCAの重要性
- 規制対応にかかわる課題
- これまでも規制対応において様々な問題があった
- 試験工数、試験設備
- 国際政治、EU主導で進んできた規制、目標値と社会経済による影響 (補助)
- 自動車のLCA課題
- エネルギー源。燃料と電気
- 車両の構成材料
- 走行
- 廃車とリサイクル
- Scope3にかかわる課題
- 持続可能性と社会インフラとしてのモビリティの今後の姿
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