近年、企業に対してもカーボンニュートラル (温室効果ガスの排出削減) やサーキュラーエコノミー (資源循環) に向けた取組が求められています。一方で、リサイクルなどの資源循環の取組が温室効果ガスの排出削減にも貢献するかどうかは必ずしも自明ではなく、客観的な評価が求められます。CO2などの温室効果ガスを含む環境負荷の算定手法としては、ライフサイクルアセスメント (LCA) が世界的に広く使われており、資源循環の評価にも活用されています。
本講座では、なぜ今、LCAや、それが依拠する「ライフサイクル思考」が必要とされているのか、その社会的背景と考え方を解説し、インベントリ分析の実践方法などの基礎を学びます。さらに、環境負荷の配分やシステム拡張による評価方法など、応用的な内容も解説します。その上で、LCAによる資源循環 (リサイクル) の評価方法を学ぶことで、サーキュラーエコノミーに向けた取組による環境負荷の削減効果の評価方法を習得することを目指します。
- LCAの基礎
- LCAの社会的背景
- サプライチェーンの環境影響
- サーキュラーエコノミー
- ライフサイクル思考とLCA
- LCAの枠組みと定義
- LCAの評価事例
- インベントリ分析
- インベントリ分析の概要
- インベントリの実践方法
- 機能単位とシステム境界
- 国内外のインベントリデータベース
- プロセスデータとLCI原単位
- 配分とシステム拡張
- 資源循環のLCA
- 資源循環の評価方法
- カットオフ法
- 負荷回避法と製品バスケット法
- 100:0 / 50:50 / 0:100法
- サーキュラーフットプリント式 (CFF)
- 資源循環の評価事例
- 国内における負荷回避法の評価事例
- 欧州におけるCFFの評価事例
- 資源循環の評価に残された課題
複数名同時受講割引について
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 40,000円(税別) / 44,000円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
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アカデミック割引
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- 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
- 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
- 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
- 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
- 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。
アーカイブ配信セミナー
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