第1部 ペロブスカイト太陽電池の非鉛化・環境対応に向けた製造方法と実用化動向
(2025年1月31日 10:30〜12:00)
ペロブスカイト太陽電池は、フレキシブル・軽量基板にも印刷法で作製できることで、今、最も注目される太陽電池です。
本セミナーでは、ペロブスカイト太陽電池の特長を理解するうえでの、基本的は物理、化学の知識から解説する。ペロブスカイト太陽電池の製造方法、必要部材の要求特性、さらに実用化に向けた課題について解説する。
- ペロブスカイト太陽電池の技術的な特徴、実用化、課題
- ペロブスカイト太陽電池とは
- ペロブスカイト化合物とは
- ハロゲン化鉛系ペロブスカイトの太陽電池への応用
- 有機系太陽電池の開発の歴史とペロブスカイト化合物
- ペロブスカイト太陽電池の注目点は?
- ペロブスカイト太陽電池の発電機構と特長
- ペロブスカイト太陽電池の製造の実例
- 必要部材と作製方法、太陽電池の構成
- スピンコート法
- バーコート法
- インクジェット法
- 耐久性向上と高効率化に向けた研究
- 桐蔭横浜大学における6直列太陽電池制作の実例
- 東急田園都市線青葉台駅における展示
- 作製した太陽電池の構成、制作計画
- 制作場所の環境配慮
- 性能とデモンストレーション
- 耐久性評価
- ペロブスカイト太陽電池の実用化動向
- ペロブスカイト太陽電池に取り組む企業・大学
- 環境への取組
- 非鉛系ペロブスカイト太陽電池
- ペロブスカイト太陽電池のリサイクル
- 将来展望とまとめ
- 質疑応答
第2部 錫系ペロブスカイト太陽電池およびそれを用いたペロブスカイトタンデム太陽電池の最前線
(2025年1月31日 13:00〜14:00)
現在実用化検討が行われている鉛ペロブスカイト太陽電池を追随している錫系ペロブスカイト太陽電池 (含 鉛フリーペロブスカイト、錫鉛アロイ化ペロブスカイト) の現状、問題点を議論し、将来を展望する。
- 太陽電池の現状と求められる特性
- 錫系ペロブスカイト太陽電池と鉛ペロブスカイト太陽電池の比較
- 錫系ペロブスカイト太陽電池の効率向上
- 錫ペロブスカイト太陽電池の耐久性向上
- 錫ペロブスカイト太陽電池を使ったタンデム太陽電池
- 錫系ペロブスカイト太陽電池の問題点とその解決方法
- 将来展望
- まとめ
第3部 非鉛系ペロブスカイト太陽電池材料の高速評価と材料探索技術
(2025年1月31日 14:15〜15:45)
鉛ペロブスカイト太陽電池の変換効率はシリコン太陽電池に匹敵するまで向上しており、実用化に向けた研究開発が進んでいる。一方、その次の太陽電池として有毒な鉛を含まない非鉛ペロブスカイト太陽電池の研究も進められているが、多くの材料やプロセスが考えられ、あまり理解は進んでいない。
本講座では、講演者がこれまで進めているスズペロブスカイト太陽電池や、Ag-Bi-I系太陽電池の開発について、独自のハイスループット探索やロボットを用いた自動評価実験ついて紹介する。
- スズペロブスカイト太陽電池
- スズペロブスカイト太陽電池の変遷
- スズペロブスカイト太陽電池の問題点
- 時間分解マイクロ波伝導度測定
- 2種Aサイトカチオン混合・スズペロブスカイト
- 3種Aサイトカチオン混合・スズペロブスカイト
- 非鉛ペロブスカイト太陽電池:Bi,Sb系材料
- Ag-Bi-I太陽電池
- Ag-(III-V)-I太陽電池
- Ag-Bi-Sb-I太陽電池
- M-(Bi, Sb)-I太陽電池
- (M,M‘)-(Bi, Sb)-I太陽電池
- ロボットを用いた自動評価装置による材料探索
- 自動実験の現状
- 次世代太陽電池材料開発における自動実験
- Cs-Bi-Sb-I太陽電池の探索
- さらなる探索に向けた指針
- まとめ
第4部 非鉛系ハロゲン化金属ペロブスカイト太陽電池の開発
(2025年1月31日 16:00〜17:00)
これまでに各種の添加剤や薄膜材料、層構成等を検討し、錫ペロブスカイト太陽電池の性能向上に取組んで来た。
本講座ではこれらの取組みについて俯瞰し、最近得られた光電変換効率11.95% (認証値) と高耐久性 (1000時間連続発電で初期値の90%を維持) を両立する錫ペロブスカイト太陽電池の概要について紹介する。
- ペロブスカイト太陽電池の基本構造
- 低温・塗布プロセスで作製する非鉛ペロブスカイト太陽電池
- 非鉛ペロブスカイト太陽電池の安定性
複数名同時受講割引について
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 55,000円(税別) / 60,500円(税込) で受講いただけます。
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