英文を自在に操るための有用な技術は、文法ではなく言葉の意味構造を理解し利用するところにある。SVOやSOVなどの文法構造は特定の言語タイプ依存であるため、異なる言語の話者が文法学習によって他言語の表現を習得するのは困難である。
一方、行為者と受益者、場所、時間、道具、目的といった意味の理解は人類共通の認知に基づく概念であるため、異なる言語間の文法の相違に依存せず理解が可能である。表層の文法構造に頼ることをやめ、深層の意味構造から考えることで英文の作成過程ははるかに明確で楽しいものに生まれ変わる。
本講演では意味構造を用いた英文メディカルライティングの手法を、コアとフリンジの二元論、コアに内包されるイベントストラクチャーと、フリンジに分配される場所、時間、道具、目的などの意味のカテゴリーという観点から説明する。
- 言語の構造理解
- 言語の構造理解
- ルール (文法) が及ぶ範囲
- 疑問詞のルール
- EVENT STRUCTURE という視点
- 医学英語のスタイル
- Punctuation の整理方法
- TableやFigureの決まり事
- 目次と見出しのルール
- 英文作成の4ステップ Automatic な英文作成法
- Step 1 主語と動詞となる項目を選択する
- Step 2 動詞の属性を決める。
- 「Tense/時制, Aspect/進行形と完了形, Modality/助動詞」
- Step 3 名詞の属性を決める。
- 「単数、複数、定冠詞、不定冠詞」 を決める。
- 単文演習では名詞の属性は確定できない場合がある。
- Step 4 フリンジを意味カテゴリーとして付加する。
- 「いつ、どこで、だれと、何を用いて、どのような理由で etc 」
- 基本動詞の攻略法
- 似ている動詞はカテゴリーにまとめてその違いを整理する。
- 「上がる・増える」グループ increase, escalate, rise, elevate
- 「下がる・減る」のグループ decrease, reduce, decline, deplete
- 「阻害、抑制する」グループ inhibit, impair, block, suppress
- 冠詞のトレーニング
- Second language deficit 理論とは?
- 日本語に冠詞を付けてみよう!
- 英語の名詞には色がついている!
- Determiner (限定詞・決定詞) を応用した冠詞の見分け方
- 色分けによる英文構造分析法
- 赤:コアの抜き出し
- 青:フリンジの認識
- 緑、茶、紫など:意味のカテゴリーの色分け
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