ぬめりにおける材料別 評価法と対策・開発

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本セミナーでは「ぬめり」について基礎から解説し、ISOに基づくバイオフィルム評価の手法を用いて材料を評価する場合の手法とポイントについて説明いたします。

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プログラム

日常水回りで経験する“ぬめり”の本質は、実は細菌と材料との相互作用にある。  本講演では、細菌の材料への付着という、小さな一歩が、日常生活だけでなく、大きな産業上の問題へとつながっていくかを、基礎から応用、評価と開発に触れながら、長い時間軸とともにその顔を変えていく“ぬめり”をわかりやすく捉えて解説する。さらに製品 (材料) 評価の手法が抗菌製品技術協議会ISO化されたため、この手法を用いて材料を評価する場合の手法とポイント、問題点について説明を加える。  またデジタルツイン、メタバースなどのデジタルサイエンスの手法を用いた今後のバイオフィルム研究についても併せて紹介する。

  1. ぬめりという現象
    1. 日常生活で出くわすぬめり – 水回りの数々
    2. 産業上のぬめりの問題
      • 医療
      • 食品
      • 衛生
      • 土木
      • 建築
      • 船舶
      • 土壌
      • 自動車
    3. ぬめりとは何か?
    4. なぜぬめるのか?
  2. 細菌とぬめり
    1. 抗菌、バイオフィルムとぬめり
    2. バイオファウリングとバイオフィルム
    3. バイオフィルムの形成プロセス
    4. バイオフィルムとスケール、スライムの関係
  3. ウイルスとぬめり
    1. ウイルスとは
    2. ウイルスの種類と構造
    3. ウイルスの評価試験について
    4. ウイルスとバイオフィルム
  4. ぬめりの科学
    1. ぬめりの構成要素
    2. ぬめりの原因となる細菌のこと
    3. 細胞外重合物質 (EPS) とその作用
    4. ぬめりの水分のこと
    5. バイオミネラリゼーションとぬめり
    6. ぬめりをどのように実験室的に再現するか?
    7. ぬめりをどのように検出し、評価するか?
  5. ぬめりの評価法の実際
    1. 生物学的手法と機器分析による方法
    2. 菌数測定 – その限界と問題点
    3. 各種染色法
    4. 遺伝子解析
    5. プロテオミクスとメタボロミクス
    6. 光学顕微鏡
    7. 蛍光顕微鏡
    8. 共焦点レーザ顕微鏡
    9. 走査型電子顕微鏡
    10. 透過型電子顕微鏡
    11. 原子間力顕微鏡
    12. 可視紫外分光法
    13. ラマン分光法とFTIR法
    14. 質量分析法
    15. 白色干渉計
    16. NMR (核磁気共鳴法)
    17. 新しいバイオフィルム評価のISOと各種材料評価のポイントと問題点
  6. ぬめり対策のエンジニアリング
    1. 物理的・機械的方法
    2. 薬剤による方法
    3. 材料からのアプローチ
    4. その他
  7. デジタルサイエンスとバイオフィルム
    1. デジタルサイエンスのいくつかのツール
    2. データ解析とモデリング
    3. デジタルサイエンスツールと3Dビジュアライゼーション
    4. 文献収集と生成AI及びテキストマイニング
  8. 将来展望

受講料

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