増加する廃棄CFRP/CFRTPにおけるリサイクルの課題と炭素繊維回収の最先端およびRCF活用法と産業確立への指針

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本セミナーでは、炭素繊維複合材料の大量廃棄の現状や環境アセスメントから、種々のRCF回収技術やRCF活用法まで、サステナブルな産業構築とリサイクルシステム構築に必要な知識と応用について詳解いたします。

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プログラム

はじめに、現在、そして近未来、車の省燃費、電動化に伴い、また、風力発電翼の大型化をはじめ、多くの構造物・部品でCFRPが大量に使われ始めている状況、リサイクルが可能と謳われるCFRTPが多くの課題を抱えていることを説明し、エネルギを大量に使って製造されるCFを、CN (Carbon Neutral) に貢献するとともに、サステイナブルな産業へと転換するため必要なリサイクルシステム構築のための基礎情報・方策を説明する。RCF (リサイクルカーボン繊維) の国内外の最新情報や、RCF事業への新規参入の困難さも併せて説明し、克服すべき課題を明確化する。  2024年複合材料の世界的展示会であるJECがフランス・パリで開催された。EUでは、CFRP、リサイクルカーボン繊 (RCF) 維の基礎研究の次代は終わり、いかに活用するか、事業を進めるかが課題であり、果敢に取り組みが進んでいる。RCFの活用に歩調を合わせるように、バイオマス樹脂やリサイクル可能樹脂が現れている。それらにも触れてみたい。

  1. CN (カーボンニュートラル) 時代のCFRP/CFRTP
    1. カーボン繊維の特徴とその利用 (CFRPおよびCFRTP)
    2. 世界のカーボン繊維製造と今後の動向
    3. RCFの活用を考えないCFRP/CFRTPは今後考えられない
      • 製造法と必要エネルギー
      • 種々の廃棄物
    4. 最近のリサイクル炭素繊維 (RCF) の話題
  2. 廃棄CFRPからカーボン繊維を回収する
    1. 種々のRCF回収技術
    2. 一押しのカーボン繊維回収法 (焼却法)
    3. 熱可塑性樹脂を使ったCFRTPからもカーボン繊維を回収すべし!
  3. RCF、どのように活用する?
    1. 回収されたRCFの形態
    2. RCFの性能とそれを論じる必要性はあるか?
    3. 超長繊維RCFは意味がある?
  4. わが国では廃棄CFRPは取り合いに!
    1. RCF原料の調達 (CFRP/CFRTP廃材は市中に出回らない?)
    2. 今後に賭ける+回収システムを構築する
  5. RCF回収の現状
    1. 国内の動き
    2. 海外の動き
      • ヨーロッパ
      • アメリカ
      • 中国
  6. 日本のRCFの未来を占う
    1. 何に活用できるか?
    2. 自動車産業での可能性は?
      • サプライチェーン
      • RCFはどこで利用されるか?
    3. 使えそうな製品を考える
    4. 安いが1番?

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