医療機器におけるソフトウェアバリデーションのポイント

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本セミナーでは、医療機器としてのソフトウェア (プログラム) に求められる品質・安全性などを考察し、そのために必要な法規制・標準規格等を適用する際のポイント、標準規格類の相互関係、ならびに医療DXに係るセキュリティについて解説いたします。

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プログラム

ソフトウェアのバリデーションはテストによる検証とは異なり、設計開発から市場での寿命を終えるまで「プロセス」による管理が求められます。これにはリスクマネジメントを始め、基本要件基準となったユーザビリティやサイバーセキュリティが含まれます。  また、バリデーションは製品組込みソフトウェアや単体ソフトウェア (アプリ) だけでなく“QMSプロセスにソフトウェアを用いること”の妥当性確認も含まれます。  このセミナーでは、バリデーションを中心としてその方法を詳しく解説するとともにガイダンス等の翻訳、バリデーション報告書の見本を提示します。

  1. 医療機器ソフトウェア&SaMD (医療機器としてのソフトウェア)
    1. ソフトウェアに求められる品質
    2. 安全クラスとリスクマネジメント
    3. セキュリティリスク管理
  2. ソフトウェアの設計開発管理
    1. 開発計画、プロセス設計
    2. 要求事項の分析
    3. アーキテクチャの設計
    4. 詳細設計
    5. ユニット実装
    6. 結合とその試験
    7. システム試験
    8. リリース
    9. 文書作成
      • 要求仕様
      • V&V
      • RM
  3. FDAガイダンス、関連標準規格、海外事情
    1. FDAによるソフトウェアバリデーションの一般原則
    2. FDA:21CFR820
    3. EU MDR
    4. IEC 62304、IEC 80002-1、ISO 14971、ISO 13485
  4. ソフトウェアのリスクマネジメント
    1. 標準規格類 (3-4) の要求事項
    2. ANSI/AAMI SW96 の要求事項
  5. 検証とバリデーション
    1. 検証とバリデーションの違い (目的、内容及び結果において)
    2. ソースコードのテスト
      • コーディング規約
      • プログラミング書法
      • 静的解析&動的解析
    3. ソフトウェアテスト
      • ユニット単体/結合
      • システム
      • 受入
    4. ソフトウェアテスト技法
      • ブラックボックステスト
        • 同値分割法
        • 境界値分析
        • デシジョンテーブル 等
      • ホワイトボックス
        • 制御フローテストなど
    5. スケジュールとコスト (リスク管理を念頭に)
  6. ソフトウェアバリデーション
    1. バリデーションの基本および目的
    2. 設計バリデーション
    3. プロセスバリデーション
    4. セキュリティバリデーション
  7. QMSに用いるソフトウェアとそのバリデーション
    1. 規制対象となるQMプロセス用いるソフトウェア
    2. 品質・安全性に影響を及ぼす可能性を考慮
    3. ISO/TR 80002-2に準拠したバリデーション

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