車体軽量化へ向けた樹脂材料の成形・設計技術

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本セミナーでは、樹脂材料の成形・設計による自動車の軽量化へのアプローチや、射出成形と金型、成形課程の流動可視化、CAE技術など、成形技術について解説いたします。

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プログラム

樹脂材料による車体の軽量化は、近年の環境問題解決のため、不可欠な技術開発アイテムとなっている。  ここでは、樹脂材料の特性や、成形技術、さらにはコンピュータシミュレーションを持ちいた設計技術を事例を示しながら紹介する。  さらにはこのCAE技術をどのように開発業務に応用していくかを、今後の課題とともに述べる。  またコンピュータシミュレーション技術 (ここでは成形シミュレーション、衝突シミュレーション) にはその精度を検証し、現象のメカニズム解析が重要である。そこで当方で行っている、種々の可視化技術を紹介する中で、成形不良メカニズムを明らかにする。

  1. はじめに
    1. 前職における軽量化の取り組み
  2. 樹脂材料概論
    1. 高分子材料とは
    2. 熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂
    3. 各種プラスチックの特性
      • 代表的な熱可塑性樹脂
      • 代表的な熱硬化性樹脂
      • 代表的なエンジニアリングプラスチック
    4. 射出成形法と金型
  3. 自動車における軽量化と成形技術
    1. 燃費向上と軽量化
    2. 樹脂による軽量化の考え方・コスト
    3. コスト低減の事例
    4. 軽量化技術のキーポイント
    5. 種々のCAE技術の紹介
  4. プラスチック材料による軽量化適用事例
    1. CAE技術の活用と業務の効率化
    2. CAE技術の社内定着化の課題と取り組み
  5. 軽量化のまとめ
  6. 最近の研究事例
    1. 射出成形過程の可視化実験
      • 射出成形過程の種々の条件変化による可視化画像の紹介
      • 可視化画像より得られる知見
    2. 樹脂材料の衝撃吸収特性材料としての展望
      • 樹脂特性を生かしたエネルギー構造部材
      • 衝突実験の可視化による吸収メカニズムの考察
  7. 全体のまとめ

会場

機械振興会館
105-0011 東京都 港区 芝公園3-5-8
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受講料

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