アナログ回路設計 入門

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本セミナーは、使用頻度の高い基本アナログ回路について、その回路はどのような特長を持つのか、その特長を生かしてどのような時にどのように使用するのか等を10種の基本回路に絞って学ぶ事により、初歩の方でも短時間で十分複雑なアナログ回路が設計できる力が身に付く事を目的としています。

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アナログ回路は、自然界とデジタル世界との架け橋を電子的に実現する手段と言えます。したがって皆さんが、「このようなシステムを実現したい」と思った時に、アナログ回路がさっと頭に浮かばないと外界とのやりとりのぎこちないシステムが生まれてしまうのです。  アナログ的要素を有する回路はその動作が複雑なため、今でも熟練した回路設計者でなければ設計は無理だ、と言われています。はたしてそうでしょうか?実は基本の回路が在って、熟練者でもその回路の特徴を生かした使い方をしているだけなのです。もちろん、システム中には1カ所か2カ所の、頭を絞らないといけない新規な回路構成が存在しそこに注力する必要はあるのですが、他は基本回路の組み合わせで構成可能なのです。  本講座によれば、使用頻度の高い基本アナログ回路について、その回路はどのような特長を持っているのか、その特長を生かしてどのような時にどのように使用すれば良いのか、等を10種の基本回路に絞って学ぶ事により、初歩の方でも短時間で十分複雑なアナログ回路が設計できる力を身に付ける事が出来ます。

  1. トランジスタ (MOS FET) はどのような特徴を持つデバイスでしょうか?
    • 考慮するのは2つだけ。2つの性質を満たせばトランジスタです。
  2. 小信号等価回路という考え方
    • きっちり15倍の増幅度を持つ回路を設計するにはどう計算すれば良いのでしょう。
      1. 種のアナログ基本回路を学ぼう
      2. ソース接地増幅回路の特徴と使い方
        • 全ての回路でいちばん基本となる増幅回路
      3. ゲート接地増幅回路の特徴と使い方
        • 高周波信号を扱う場合に有利な回路ですが、それは何故?
      4. ドレイン接地増幅回路の特徴と使い方
        • 重い負荷を駆動する場合はこの回路
      5. カレントミラー (電流ミラー) 回路とアクティブ (能動) 負荷は同じもの?
        • カレントミラー回路は差動増幅器の負荷として抵抗の代わりに
      6. 世の中で差動増幅回路が広く利用されている理由は?
        • 大きく3つの優れた特長をもっているから
      7. MOSトランジスタのオン・オフ動作とアナログスイッチ
        • アナログ回路においてもデジタル的な動作が必要となることも
      8. スイッチト・キャパシタ回路技術とは?
        • スイッチとコンデンサでアナログ信号が処理されます
      9. オペアンプという万能アンプの使い方とバンドギャップ参照電圧源
        • オペアンプはちょっとした回路を構成する場合に便利に使えます。
          実はバンドギャップ参照電圧源もオペアンプを使って構成します
      10. 整流回路と出力回路
        • 全波整流回路はブリッジの形、B級プッシュプルもブリッジの形で理解出来ますよ
      11. スイッチング電源の原理
        • アナログ/デジタル混載の近年特に重要な回路、インダクタの性質を知る事が基本です

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