原薬GMP/ICH Q7・Q11の要件理解と原薬プロセスバリデーション実施時の注意点

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本セミナーではPVを実施する際の考え方、計画書、報告書の書き方、MFの書き方、MF登録時の照会事項等について事例を参考に説明いたします。
更にその原薬を使用する製剤の申請時に行われるGMP適合性調査の準備、進め方、PV実施時の具体的な注意点についても併せて説明いたします。

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プログラム

医薬品原薬 (新薬、後発品) のプロセス開発の最終目標は商用生産にある。医薬品開発では商用生産開始前にプロセスクオリフィケーション (PQ) を実施した後、商用生産用の設備を使用してプロセスバリデーション (PV) を行い、その結果を基に製造プロセスの登録 (例えばMF登録) するのが一般的である。MFの記載内容は承認後の変更管理の進め方に影響を及ぼす可能性があり、プロセスを徹底的に理解して記載する必要がある。  本セミナーではPVを実施するのに必要なバリデーションの考え方、バリデーション計画書、報告書の書き方、更にMFの書き方について説明し、MF登録の際のPMDAからの照会事項についても触れる。特に、PVの失敗は出来るだけ避けたい部分で、PV実施時、或いはPVが問題なく終了し、商用生産を開始した製品で経験した逸脱事例を参考にPV実施時の注意点についても説明する。

  1. バリデーションとは (原薬GMP・ICH Q7/Q11から)
  2. 原薬製造で必要なバリデーションの種類と開発における位置付け (事例を参考に)
    1. 原薬製造に関わる機器の適格性
    2. PQ (プロセスクオリフィケーション) 、PV (プロセスバリデーション) について
    3. 事例:バリデーション実施計画について
    4. 洗浄バリデーション:原薬の洗浄バリデーションにおけるDHT、CHT、最近の事例から
    5. 分析法バリデーション
    6. その他
  3. プロセスバリデーション実施時の注意点 (事例から)
    1. プロセスバリデーション実施中の逸脱
      1. 開発段階ではスポット生産だった製品を3ロット (キャンペーン) で生産したら
      2. 開発段階で使用したGL釜をプロセスバリデーションでSUS釜に変更したら
      3. 開発段階で使用した乾燥機 (棚段送風乾燥機) と同じ原理の乾燥機 (流動層乾燥機) をプロセスバリデーションで使用したら
    2. プロセスバリデーション終了後、商用生産中 (バリデートされたプロセス) での逸脱
      1. 突発的な原因でわかったプロセスの問題点 (低収率の逸脱)
      2. 商用生産中に突然乾燥時間が2倍 (10時間→20時間) のロットが出現
      3. 原料メーカーの変更
      4. スポット生産からキャンペーン生産に移行することでわかった分液異常の原因
      5. バリデートされたプロセスでの逸脱ー商用生産中の製品が着色
  4. 今後のバリデーションの考え方 (ICH Q11から)
  5. その他

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