金属の疲労破壊機構と疲労強度設計への応用および各種ピーニングによる疲労強度向上・表面キズの無害化

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本セミナーでは、疲労破壊に関わるメカニズム、疲労破壊の支配的因子、疲労強度を向上させるための表面改質法について解説し、疲労強度向上のためのショットを使わないピーニング法について最新の動向について詳解いたします。

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プログラム

省資源等を背景として輸送機器用の金属部材の軽量化や構造物の延命化が求められています。そのため、部材の疲労強度設計や長寿命化が重要な課題となっています。  本セミナーの前半では、金属の疲労破壊機構と疲労強度設計への応用技術について習得することを目標とします。続いて、金属の長寿命化法の一つとして知られているショットピーニングおよび各種ピーニング技術の原理と疲労強度向上メカニズムを説明します。 さらに、最新の研究成果事例として、各種ピーニング技術により、金属部材の表面キズを無害化する技術を紹介します。

  1. 金属疲労の基礎
    1. 金属疲労とは
    2. 事故事例と破断面の特徴
  2. 疲労強度の定義と特徴
    1. 疲労試験の方法
    2. S-N線図の見方
    3. 疲労亀裂発生と進展のメカニズム
  3. 高サイクル疲労強度に対する影響因子
    1. 引張強さおよび硬さ
    2. 切欠き効果
    3. 微小欠陥、介在物および表面粗さ
    4. 寸法効果
    5. 平均応力および残留応力
  4. 低サイクル疲労および実働荷重
    1. 低サイクル疲労寿命の予測方法
    2. 線形累積疲労損傷則
  5. 疲労亀裂進展
    1. 応力拡大係数
    2. パリス則による疲労亀裂進展の予測
  6. ショットピーニング・各種ピーニング技術
    1. ショットピーニングの原理と効果
    2. ショットを使わないピーニング技術
    3. ピーニングの注意点
  7. 表面硬化鋼の疲労強度特性
    1. 浸炭鋼の疲労特性
    2. 窒化鋼の疲労特性
  8. 各種ピーニングによる表面キズの無害化
    1. 高強度鋼への適用事例
    2. アルミニウム合金への適用事例
    3. 溶接接手への適用事例
    4. 金属3Dプリンタ材への適用事例
    5. ボールバニシングの適用事例

受講料

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