高分子材料の末端基・構造解析テクニック

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本セミナーでは、高分子材料の組成・構造・末端基解析について基礎から解説し、新材料開発、品質管理、劣化状態解析への活用について、豊富な事例と共に詳解いたします。

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プログラム

第1部 熱分解ガスクロマトグラフィーによる 高分子の組成および分子構造解析

(2024年12月9日 10:30〜12:00)

 本講座では、まず、熱分解ガスクロマトグラフィー (熱分解GC) とそのバリエーションである反応熱分解GCについて、測定原理や装置構成をそれぞれ解説します。次に、これらの方法を、実際の高分子試料の組成・構造解析に応用した事例をいくつか紹介します。さらに、これらの分析において利用できる様々なテクニックやコツ・ノウハウ的な情報も併せて説明します。

  1. 熱分解GCの基礎と応用
    1. 熱分解GCの基礎
      1. 原理と測定方法
      2. 熱分解装置や分離カラムなどの装置構成
      3. 測定パラメーターの決め方
    2. 熱分解GCによる高分子分析の応用例
      1. 有効炭素数の概念を利用した 簡単な共重合組成の算出方法
      2. 熱分解GCによる高分子の一次構造解析例
  2. 反応熱分解GCの基礎と応用
    1. 反応熱分解GCの基礎
      1. 原理と測定方法
      2. 使用される試薬類
    2. 反応熱分解GCによる高分子分析の応用例
      1. 高分子の組成分析例
      2. 紫外線硬化樹脂の構造キャラクタリゼーション例

第2部 分光法とデータマイニングによる高分子複合材料の構造解析

(2024年12月9日 12:50〜14:20)

  1. 複合材料の界面構造解析
  2. 顕微赤外分光法による構造解析
    1. 顕微赤外分光法
    2. 複合材料の界面相互作用の可視化
    3. 加熱による界面結合形成挙動の可視化
    4. 延伸時の界面近傍における高分子配向の可視化
  3. 発生ガス質量分析法による界面構造解析
    1. 発生ガス質量分析法
    2. 主成分分析

第3部 高分解能質量分析計とKMDプロット法による高分子材料の詳細構造解析

(2024年12月9日 14:30〜16:00)

 高分解能質量分析計を活用して、高分子の一次構造解析を行った事例を紹介する。特に、高い質量分解能と質量精度を有するマススペクトルに関して、Kendrick mass defect (KMD) プロット法を用いて試料情報を抽出していくプロセスを説明する。

  1. 高分子の構造解析
    1. 高分子の一次構造解析
    2. 一次構造解析に汎用される分析手法
  2. 高分解能MALDI-MSによる一次構造解析
    1. MALDI-MSの特徴
    2. Kendrick mass defect (KMD) プロット法の特徴
    3. 界面活性剤の構造解析と課題
    4. 製品樹脂に含有される界面活性剤の詳細構造解析
  3. 高分解能ESI-MSによる一次構造解析
    1. 高分子材料の一次構造解析における課題
    2. ESI-MSの特徴
    3. 高分子量ポリオールの詳細構造解析

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