本講演では、二軸スクリュ押出機を活用した新規ポリマーブレンド開発、既存ポリマーの改質技術、各種プラスチックのケミカルリサイクル技術などについて、その基本から適用例に至る総合的な知識を得られるよう解説を行う。
特に、材料面からばかりでなく、二軸スクリュ押出機を化学反応装置、混練装置、後処理装置として活用するための基本的知識から実際に展開するための具体的な技術も学ぶことが出来る。
参考資料: 酒井、「リアクティブプロセシング技術と二軸スクリュ押出機の役割」 プラスチックエージ58 (6) , p56 (2012)
- リアクティブプロセシングの優位点とその適用分野
- リアクティブプロセシングに用いられる反応・混合装置
- 二軸スクリュ押出機の特徴と概要
- 二軸スクリュ押出機の構造とその使い方
- 混合・混練の考え方 せん断混合 (分配混合と分散混合) 、伸長混合
- 二軸スクリュに対する混合・混練の評価方法
- 二軸スクリュ押出機における滞留時間制御およびポリマー温度制御
- 二軸スクリュの流動と混合・混練に対するシミュレーション
- リアクティブプロセシングに適用するスクリュエレメントの構成方法
- 二軸スクリュ押出機内におけるモルフォロジー形成過程
- 二軸スクリュ押出機の溶融機構とモルフォロジー形成
- 相溶化剤の作用機構とその使い方
- 動的加硫プロセスの機構
- ナノスケールのモルフォロジー形成機構
- リアクティブプロセシング技術:の実施例
- バルク重合への適用例
- グラフト重合など化学改質反応への適用例
- 分子量制御への適用例
- リアクティブブレンドとモルフォロジー制御への適用例
- ケミカルリサイクルへの適用例
- 脱水押出しへの適用例