「スケジュール管理体制」「組織風土」の2大リスク克服による企業不正防止方法

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スケジュール管理体制及び組織風土に潜む2大リスクが引き起こすさまざまな不正事件が、現在大きな社会問題になっています。製造業界の超優良企業であり、各社のお手本だったトヨタ自動車グループも例外ではありません。2022〜2024年にかけて、排ガス・燃費試験不正 (日野自動車) 、認証取得不正 (ダイハツ工業) 、排ガス試験不正 (豊田自動織機) 、性能試験不正 (トヨタ東日本) が立て続けに発生しました。その原因は、1無理な開発スケジュール、2管理職が機能しない組織風土ですが、これらは決してトヨタグループ特有の事象ではなく、日本メーカー全般によく見られます。御社にも同様のリスクは存在しませんか?

日本メーカーの抱える2大リスク

  1. スケジュール管理体制の不備
    • 新製品の市場投入遅延が許されず、期限に間に合わせるために現場が不正を起こすリスク
    • 原因:期限遵守至上主義による上からのプレッシャー
    • 対策:柔軟かつ合理的なスケジュール管理とそれを可能にする基盤整備
  2. 不正発生を防げない組織風土
    • 不正と責任逃れの温床「集団無責任体制」が蔓延するリスク
    • 原因:責任・権限を明確にすることなく働かせる悪しき日本型組織風土
    • 対策:責任・権限を明確にした自律的組織風土の構築

 設計開発スケジュール管理のDXには、膨大な費用とマンパワーを要します。そこで当セミナーでは、DXに比べればタダ同然かつ効果的な手法について、お教えします。この手法自体はかなり知られていますが、その真価を正しく理解し使いこなしている日本メーカーは稀です。また、講義・説明だけではなく、歯止めのチェックシートによって、製造業の存続を脅かす「2大リスク対策」を組織に定着させます。即効性と費用対効果にすぐれるこのチェックシートは、不祥事発生の未然防止策として御社の守護神となります。  コンサルタント歴35年の私はトヨタ生産方式 (TPS) に心酔し、コンサルティング、トヨタ工場見学セミナー、著書、ブログなどを通じて、その普及に生涯をささげてきました。「EV戦争」という会社存続の危機を見事に乗り越え、ホっとした矢先に今回の不正事件が起こってしまいました。尊敬するトヨタグループの起こしたこれらの不正への再発防止対策とその普及が、私の最後の仕事となることでしょう。そういった意味でも、ぜひご聴講いただき、御社で同様の事件が起きないようにしていただきたいと願っています。

  1. 手段自体が目的化する恐ろしさ
    1. マンション杭打ち工事不正 (横浜市)
    2. JCO臨界事故 (茨城県東海村)
    3. これらの事例から学ぶべきこと
  2. トヨタグループの不正問題
    1. 日野自動車 (排ガス・燃費試験不正)
    2. 豊田自動織機 (排ガス試験不正)
    3. ダイハツ工業 (型式指定申請不正)
    4. トヨタ東日本 (性能試験不正)
    5. これらの事例に共通すること
  3. スケジュール管理技術による不正防止策
    1. DXの限界とpre-DX
    2. 工程管理手法
      • PERT
      • CPM
    3. コンカレント・エンジニアリング (CE)
    4. デザイン・レビュー (DR)
    5. スケジュール管理チェックシート
  4. 組織風土改革による不正防止策
    1. 日本型組織の弱点
    2. 人事施策による不正防止策
    3. 組織風土改革成功事例に学ぶ (3事例)
    4. 組織風土チェックシート
  5. デジタル化 (DX) による不正防止策
    1. 日本のDXとその課題
    2. DXによるスケジュール管理
    3. ロボット・生成AI技術の活用
  6. 質疑応答・意見交換・アドバイス

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