曲面化・大型化が進む車載ディスプレイの構成部材に求められる特性と最新動向

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本セミナーでは、まずディスプレイ全体の最新市場動向に触れ、続いてフレキシブル有機EL、μ-LED、車載ディスプレイにフォーカスし、その技術動向と今後について解説いたします。

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スマートフォンの市場成長率が鈍化しはじめた現在、車載ディスプレイ市場に活路を見出すべく開発を進める企業が増えている。現時点における世界の車載ディスプレイ市場規模は、ディスプレイ全体市場の10%にも満たないが、今後、年平均成長率7〜8%レベルで成長し、2027年頃には全体の10%を超えると予測されている。現在の主流は液晶ディスプレイであるが、それに代わり、フレキシブルでスタイリッシュな形状設計に有利な有機ELディスプレイへの関心が高まっている。有機ELは、先駆的研究から約35年が経過し、スマートフォン・TV市場で漸く普及期を迎えているが、厳しい環境下においても長期に渡り安定動作するディスプレイへ仕上げるべく、その後も精力的な開発が進められており、実車への搭載も高級車を中心に始まっており、今後の更なる市場拡大が期待されている。一方、高輝度・低消費電力・高信頼という利点を有するmini & μ-LEDディスプレイへの関心も高まっているが、依然、生産性が低いという課題があり、様々なソリューション提案がなされている。  本セミナーでは、車載ディスプレイにフォーカスし、その市場&技術動向・課題・サプライチェーンと今後についてわかりやすく解説する。曲面・大型有機ELについては、異形化に伴う新たな課題と求められる部材ニーズと要求特性について (タッチセンサ、 光学フィルムなど) 、μ-LEDについては生産性向上へ向けた具体的手法 (レーザーリフトオフ・レーザー転写・Stamp法) の技術動向を示す。また、安全性を更に高めるヘッドアップディスプレイ (AR-HUD) の市場動向についても触れる。  更に、今後の自動運転社会を睨んだ技術開発の動向とスマートウィンドウ等を用いた快適空間下で使用される最適ディスプレイについても考察する。

  1. 車載ディスプレイ
    1. 市場動向
    2. ディスプレイの特徴・技術課題 (形状設計自由度・輝度・解像度等)
      1. 有機ELディスプレイ
      2. mini&μ-LEDディスプレイ
      3. 液晶ディスプレイ
      4. ヘッドアップディスプレイ (HUD)
  2. 曲面・大型有機ELディスプレイ
    1. 車載ディスプレイに求められる特性
      • 耐熱性
      • 耐環境性
      • 信頼性試験
    2. フレキシブル化に伴う新たな部材ニーズ
      • タッチセンサ
      • AGAR
      • 量子ドットフィルム
      • 偏光フィルム
      • 貼合等
    3. フレキシブルOLEDに合致した封止技術
  3. Mini & μ-LEDディスプレイ
    1. Laserリフトオフ、モノシリック技術
    2. 現状課題と今後
  4. 自動運転車に合致したディスプレイとは
    1. 車載ディスプレイの今後
      • 曲面・薄型・軽量・大型化
      • シームレス・加飾・意匠性など
    2. 快適車内空間におけるディスプレイ
      • CID
      • HUD
      • Windowディスプレイ
      • 調光・遮音・通信・遮熱Window

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