協働ロボットとは、その名のとおり人と協力して働くロボットのことです。労働人口の減少に対応するため、ロボットの活用が求められています。これまでは、ロボットと作業者は安全柵で作業エリアを分けなければならなかったため、ロボットの導入には広い設置スペースが必要でした。 しかし、技術の進展でロボットの小型化が図られ、また法規制の緩和により、安全柵がなくても人とロボットの協働作業が可能となり、人との協働作業を前提に誕生したのが協働ロボットです。協働ロボットを導入することによって、作業者は単純作業や過酷作業から解放され、より創造的な作業を行うことができます。それと同時に、少子高齢化による人手不足という課題も解決することができます。しかしながら、協働ロボットをどのように活用したらよいか、情報不足、認識不足の企業も多いのではないでしょうか。
そこで、本セミナーでは、協働ロボットを導入する上で考慮すべきポイントと、そのメリットと活用方法について説明することで、協働ロボットについて知っていただくことで、具体的な協働ロボット活用の手助けができればと思います。
- 協働ロボットとは
- 協働ロボットの概要
- 産業用ロボットとの違い
- 協働ロボットの導入効果
- 協働ロボットの安全性
- 法規制の緩和
- 技術ファイルの内容
- 適合宣言書の内容
- 協働作業のメリット
- 想定されるメリット
- 想定外のメリット
- ロボット導入のデメリット
- 事前の検討不足にならないために
- トラブル時の対応
- 協働ロボットの事例紹介
- 人と同じ作業場での共存
- 安全と作業効率
- 協働ロボットの導入準備・費用
- 協働ロボット導入にかかる費用
- ロボット導入コストの考え方
- 費用対効果
- 耐用年数と製品サイクル
- 利用できる補助金・優遇税制
- レンタルサービスの利用
- 協働ロボットの導入方法・ステップ
- 事前検討
- 実務担当者による要件の検討
- 仕様定義
- 設計 (基本・詳細)
- 製造、納入前テスト
- 保守・点検
- 協働ロボットに何をさせるか
- タクトタイムと人の共存
- ロボットを活用できる人材の育成
- キャリア目標と習得すべきこと
- ティーチングなどの必要な知識
- ロボットティーチング
- 運用サポートの考え方
- 自動化とリスクアセスメント
- 要求される安全の知識
- 災害事例とリスクアセスメント
- 労働災害事例
- リスクアセスメント
- 質疑応答
受講者の声
- 今回のセミナー開催ありがとうございました。何を自動化前に準備してSIや社内を動かしていくべきか、以前より理解が深まったかと思います。
- 昨年より複数のロボットメーカーと設備導入へ向けたトライや打合せを実施していますが、弊社で検討している工程が人協働ロボットで本当に優位性あるのか、リスクアセスメントもロボットや作業内容、環境で変わってくる上に人協働ロボットで実績の無い分野での挑戦にどういう視点で取り組むべきか、少し考えが前に進んだ気がします。
- 大変、興味深い内容で参考になりました。理解が浅い部分はテキストで復習したいと考えます。ありがとうございます。
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