実は危ない契約書

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契約書を巡るトラブルの最大の原因は、「契約書は何のために作成するのか?」という問題意識の欠如にあります。書式集の契約書の雛形をそのまま利用したり、相手方から提示された契約書にそのまま調印したりして、その結果、後日、紛争に発展するケースが後を絶ちません。  本講座では、「契約書は紛争予防、紛争回避、紛争解決のために作成する」という切り口で、「最低限これだけは注意して欲しい」という契約書リーガルチェックの必須ポイントについて、私の体験に基づくノウハウ、コツを伝授いたします。さらに、サンプル契約書を題材にしてリーガルチェックの作業手順を解説します。法律論や裁判例を議論する前に必ずマスターしておかなければならない、契約書リーガルチェックの定石とも言うべき基礎中の基礎を、この機会に是非習得してください。

  1. 契約書のリーガルチェックの重要性
    1. 紛争になってからでは遅い
    2. 口約束はとても危険
    3. 紛争の原因となる2パターン
    4. 契約書のリーガルチェックは段階的レベルがある
  2. 契約書リーガルチェックの切り口
    1. 契約書は紛争予防、紛争回避、紛争解決のために作成する
    2. 契約書の柱となる条文は4つしかない
  3. 必須ポイントの解説
    1. 当事者は正確に表示されているか?
    2. 当事者の署名捺印はあるか?
    3. タイトルはなぜあるのか?
    4. 前文はなぜあるのか?
    5. 主語は明記されているか?
    6. 「甲および乙」と「甲または乙」は区別しているか?
    7. 用語は統一しているか?
    8. 曖昧な用語を使用していないか?
    9. 安易に「協議する」としていないか?
    10. 契約期間は明記しているか?
    11. 更新条項はあるか?
    12. 途中解約条項はあるか?
    13. 契約の終了原因は明記されているか?
    14. 損害賠償責任が無過失責任になっていないか?
    15. 分割金不払の解除事由が「3回以上滞納」となっていないか? 等
  4. サンプル契約書の分析 (必須ポイントの活用)
    1. 当事者名の簡略化は正確か?
    2. タイトルと内容は一致しているか?
    3. 前文に骨子が記載されているか?
    4. 引用する別契約は特定されているか?
    5. 業界用語、専門用語を安易に使用していないか?
    6. 略語は適切に使用されているか?
    7. 別紙は適切に使用されているか?
    8. 安易に「協議する」としていないか?
    9. 不動産は特定されているか?
    10. 金銭の支払方法は明記されているか?
    11. 送金手数料を誰が負担するのか明記されているか?
    12. 支払期限は明記されているか? 等
  5. 質疑応答/名刺交換

受講料

受講特典

受講者全員に以下の資料を進呈いたします。

会場受講 / ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

会場受講、ライブ配信、アーカイブ配信のいずれかをご選択いただけます。
会場受講・ライブ配信をご希望で、アーカイブ配信もご希望の場合は各回につき、1名 追加料金11,000円 (税込) で承ります。
ご希望の場合は備考欄に「アーカイブ配信追加受講希望」とご記入ください。

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