数十kW級の大電力モータ・インバータや数GHz級の通信機器、数十GHz級のミリ波レーダなどが車載されるようになるなど、自動車は大きく変化しています。そのなかで自動車の設計・開発におけるEMCに対する要求が強くなっています。
本セミナーではEMCの基礎から、規格や対策までの必須知識を、講師著書「きちんと知りたい! 自動車EMC対策の必須知識」を基に丁寧に解説します。測定に関しては十分な結果を得るためにどのような測定器を選ぶかが重要で、それぞれの測定器の特徴や違い、使い分けについてわかりやすく解説します。また相互干渉や混信の問題を避けて適切に電波を管理するために、規格をきちんと理解する必要があり、本セミナーでは規格の概要や種類についても丁寧に解説します。さらにEMC対策に関してカットアンドトライによる対策ではなく、問題点を特定して効率的に解決する方法を解説します。
- EMCの基礎知識
- 電磁両立性 (EMC) とは
- EMCの構成要素と分類
- EMCで使われている測定器
- EMCにおける測定器の目的
- 各種測定器の概要
- スペクトラムアナライザ
- EMI レシーバー
- ネットワークアナライザ
- タイムドメインリフレクトメーター (TDR)
- アンテナ
- バラン
- 終端抵抗網
- 自動車EMC規格の概要
- EMC規格の必要性
- 電磁干渉 (EMI) 規格と電磁感受性 (EMS) 規格の関係
- 各種自動車EMC規格の概要
- 国際連合欧州経済委員会規格 ECE R10規制
- SAE規格
- IEC規格
- FCC規格
- 電気用品安全法
- CISPR 25規格
- EMC対策の基本
- 車載電子機器の一般的な開発手順
- EMC対策の基本的な手順と注意点
- 電磁ノイズの発生源や伝搬経路を特定する方法
- 真のノイズ発生源特定の難しさ
- 配線や接地のレイアウトによるEMC対策
- 自動車EMC対策、とくに接地に関する注意点
- 最新自動車のEMC課題
- 電動車両のEMC課題
- 自動運転システムのEMC性能評価
- コネクテッドカーのEMC課題
- まとめ
使用テキスト
PDF版資料の他、講師著書「 きちんと知りたい! 自動車EMC対策の必須知識 」 (日刊工業新聞社) を使用いたします。
セミナー代金には、別途、書籍代 2,300円 (税込) が必要となります。
既に当該書籍をお持ちの方や書籍不要の場合は、お申し込み時に通信欄にてお知らせください。
なお、書籍は開催日前に発送予定ですが、当日までに間に合わない方には後日送付いたします。
案内割引・複数名同時申込割引について
シーエムシーリサーチからの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。
また、2名様以上同時申込で全員案内登録をしていただいた場合、1名様あたり半額の 18,000円(税別) / 19,800円(税込)となります。
- Eメール案内を希望する方
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