20年ほど前から、潜在ニーズを見つけることの重要性がさまざまな機会で、議論されるようになりました。なぜ潜在ニーズが重要かというと、潜在ニーズを充足することで、顧客に提供する価値、すなわち顧客価値を拡大することができるようになり、さらにその大きな顧客価値は顧客の数を拡大し、加えて潜在ニーズは無限に存在し尽きることはないからです。その結果、継続的な大きな収益を生んでくれるからです。しかし、現実にはほとんどの企業で、この潜在ニーズを見つける具体的かつ体系的な活動を行ってはいません。それは、潜在ニーズの重要性が明確にとらえられておらず、また潜在ニーズを見つけることは必ずしも簡単なものではなく一方で、潜在ニーズを見つけるための具体的な活動とはどのようなものかが、理解されていないためです。
本セミナーにおいては、市場の潜在ニーズを見つけることの重要性を詳しく議論した後、市場の潜在ニーズを見つける具体的な活動を、大きなフレームワークを提示した上で、そのフレームワークを実行する具体的な活動を、事例を示しながら詳しく提示いたします。以上より市場の潜在ニーズを見つける方法を学ぶことができます。
- なぜ市場の潜在ニーズが重要なのか?
- キーエンスの例/日立の例
- 潜在ニーズを見つけることの2つの重要な意義
- 大きな売上と高い利益率を実現
- 尽きぬ収益機会を提供
- 潜在ニーズを見つけるフレームワークとプロセス
- 潜在ニーズの継続的収集のためのプロセスの全体像
- なぜこのような一見冗長なプロセスとなるのか?
- 顧客は、自分のニーズを明確にとらえてはいないもの (スティーブ・ジョブズの言葉)
- 提案をぶつけ続けると、潜在ニーズが見えてくる (矢と的のアナロジー)
- そのために「製品アイデア候補の創出/進化」や「製品アイデア候補の顧客への提示」が必要となる
- 潜在ニーズ候補の抽出/進化
- 競合他社や顧客がもたない広い視野で市場ニーズを探す
- 市場ニーズを探すための2つの視野と活動
- その1:提供顧客価値を拡大する:顧客価値拡大モデル
- 顧客自身の製品・サービスの提供価値向上
- 顧客の懸念・面倒の払拭
- 顧客の全体コスト低減
- 顧客社員の作業環境や能力の向上
- 顧客の社会的価値の向上
- その2:市場を多面的に見る:市場を見る3軸とその活動
- 時間軸 (Time) の施策
- マクロ環境分析、シナリオプラニング
- ライトハウスカスタマーの利用 (島津製作所/シマノの例)
- 顧客の先端部門とコンタクト (NEC/IBMの例) 、〇〇先進国に目を向ける
- 『顧客』の本質ニーズをつかむ (シマノ/ミルクシェイク/ホンダの例)
- 分野軸 (Area) の施策
- 顧客ではなく市場に目を向ける (バックホーメーカーの例)
- 広義の市場に目を向ける
- 顧客の製品のライフサイクル全体を見る (テトラパックの例)
- 非顧客の無消費にも注意を向ける (バイクメーカー/アルコール飲料メーカーの例)
- 途上国市場からインサイトを得る (花王/シーメンス/GE/P&Gの例)
- 数多くの顧客とコンタクトを持つ (ワコールの例)
- 一人、一社のニーズの背後には 千人、百社のニーズがある (電子機器メーカーの例)
- 面で活動する (エーザイ/小林製薬/前川製作所の例)
- 深度軸 (Depth) の施策
- 市場と直接の接点を持つ (日立/エーザイの例)
- 顧客の行動観察 (ICIペイントの例)
- 顧客を自ら体験する (化粧品材料メーカー/石野製作所/旭化成の例)
- 市場との継続的対話の実施 (みずほ銀行/村田製作所の例)
- ラガードとコンタクトをする
- 顧客のコンサルティング (キーエンスの例)
- 顧客の相談窓口の設置・活用 (ディスコの例)
- 顧客のトレーニングの場の活用 (テルモ/ファナックの例)
- 顧客サイトに拠点を持つ (日東電工/日特エンジニアリング/ゲストエンジニア制度/コマツの例)
- 顧客と共同で潜在ニーズを探る (日立の例)
- サービス情報の活用 (シマノの例)
- 自社コア技術に基づく顧客との議論の場の設定 (富士フイルム/帝人/日立/3Mの例)
- 製品アイデア候補の創出/進化
- 製品アイデア創出プロセス
- タスク1:良いアイデアとはの定義
- タスク2:対象市場の選定
- タスク3:VACESの視点で市場ニーズリスト化/追加
- タスク4:製品アイデア候補創出<1次>
- タスク5:製品アイデア評価・選択<1次>
- タスク6:まとめ<1次>
- タスク7〜タスク9<2次>の活動
- 製品アイデア候補の顧客への提示
- 「製品アイデア候補の顧客への提示」の目的
- 提案を顧客にぶつけ続けると、潜在ニーズが見えてくる (矢と的のアナロジー)
- どういう形で製品アイデアを顧客に提示するか?
- 最後に
複数名受講割引
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 36,200円(税別) / 39,820円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
- 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
- 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
- 他の割引は併用できません。
- サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。
アカデミー割引
教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。
- 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
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ライブ配信セミナーについて
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