電子機器の小型化が進み、従来のヒートシンクやファンを使った冷却が適用できない機器が増えています。こうした製品は基板や筐体を放熱器として使用する「基板・筐体放熱型」が主流になっています。またCPUやパワーデバイスの高性能/高出力化により、特定のデバイスへの「発熱集中」対策が必須になっています。これらの熱対策に共通して必要なものが、TIMやヒートスプレッダといった放熱材料です。
最近では多種多様な放熱材料が販売されており、適切な材料の選定が重要です。単に放熱特性だけでなく、製造組み立て、経年変化、品質管理、保管など総合的な判断が不可欠でスキルが必要です。本講ではTIMを中心にこれら放熱材料の使用方法について詳しく解説します。
- 最近の冷却技術と熱による不具合
- AIやCASEがもたらす熱問題
- 熱による不具合1 (熱暴走)
- 熱による不具合2 (劣化と熱疲労)
- 熱による不具合3 (低温やけど)
- 熱対策に必要な伝熱知識
- 熱の用語と意味
- ミクロに見た熱移動とマクロに見た熱移動
- 放熱を支配する4つの式
- 機器の放熱経路と熱対策
- 接触熱抵抗のメカニズムと測定
- TIMの種類と使用方法
- TIMの種類と特長
- 筐体放熱 2つの方法
- 熱伝導率と熱抵抗
- TIMに発生する様々な問題
- スマホ・PCにおけるTIMの活用
- iPhone13〜15に見るGSとTIMの組み合わせ
- GSの厚みで表面の温度分布を制御
- ギャップフィラーとPCM
- 相変化デバイスの活用/蓄熱材
- 超小型高速充電器とノートPC
- G基地局におけるTIMの活用
- 4GLTEと5Gの違い/アンテナ
- TIMとヒートシンク
- 基地局の熱対策 (4G/5G)
- ゲーム機で使うTIMと相変化デバイス
- ギャップフィラーの使い方 PS5とXBOX
- CPUの定番TIMはPCMに
- 液体金属グリースのメリットデメリット
- ニンテンドースイッチの冷却
- 車載用インバータ・ECUに見るTIMの活用
- プリウスのインバータの歴史
- インバータは直冷式が主体
- デンソーの両面冷却
- テスラのSiC冷却器/楕円フィン
- ACインバータ/ECUのシート活用
- EVバッテリ・充電器におけるTIMの活用
- EVバッテリの定番はギャップフィラー
- テスラに見るスネークチューブ
- 充電器の熱問題
複数名同時受講割引について
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
- 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
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アカデミック割引
- 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)
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- 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
- 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
- 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
- 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
- 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
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