シランカップリング剤の反応状態の分析

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本セミナーでは、シランカップリング剤の基本的な使いこなし方から、処理状態を分析する方法まで解説いたします。

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開催予定

プログラム

第1部 シランカップリング剤の反応メカニズムと表面被覆状態の分析

(2024年10月30日 10:30〜12:00)

  1. シランカップリング剤について
    1. ケイ素化合物の特徴は?
    2. シランカップリング剤の構造は?
    3. シランカップリング剤の種類は?
    4. よく用いられる使い方、組み合わせは?
  2. シランカップリング剤のメカニズム
    1. シランカップリング剤の反応とは?
    2. 酸性、塩基性条件下での加水分解メカニズム
    3. シランカップリング剤の加水分解とpHの影響は?
    4. 酸性、塩基性条件下での脱水縮合メカニズム
    5. シランカップリング剤の縮合反応とpHの影響は?
    6. シランカップリング剤の反応に及ぼす溶媒、水分の影響は?
  3. 表面被覆状態の分析・解析法の例示

第2部 FT-IRによるシランカップリング剤の反応解析

(2024年10月30日 13:00〜14:30)

 FT-IRは、結合状態の情報を短時間で得られる比較的簡便な分析法である。溶液中のシランカップリング剤の加水分解・縮合反応の進行状況の把握に活用する際の測定・解析のポイントを解説する。また、シランカップリング剤処理層は非常に薄いため、一般的にはFT-IRでの分析は難しいが、付着量の情報が得られる場合もある。粉末 (フィラー) の分析例についても紹介する。

  1. FT-IR (赤外分光法) について
  2. シランカップリング剤処理液の分析
    1. 測定方法と注意点
    2. シランカップリング剤の加水分解の進行状況の分析例
    3. シランカップリング剤の縮合反応の進行状況の分析例
    4. その他分析法との比較
  3. シランカップリング剤処理した粉末 (フィラー) の分析
    1. 測定方法と注意点
    2. シランカップリング剤の付着量の分析例
    3. 近赤外分析法 (NIR) での分析例
    4. その他分析法との比較

第3部 TD-NMRによる粉体の濡れ性評価〜表面処理違いの数値化

(2024年10月30日 14:45〜16:15)

 解釈法や測定のコツも合わせて基礎原理から表面処理の測定事例を用いて解説いたします。評価法をこれから取り入れてみたいと考えておられる技術者の皆さんにお役に立てると幸いです。  TD-NMRにより簡単に粉体界面のわずかな違いを数値化可能です。しかし本手法はまだ新しい評価法に含まれ広くは知られていません。シランカップリング処理を行った粉体評価に活用いただく為の基礎を習得できる。

  1. TD-NMRにおける緩和時間とは
    1. 測定原理
    2. 運動性の評価と分散体評価の違い
  2. TD-NMRによる粒子界面特性評価 ・ 濡れ性評価
    1. 表面処理の異なる粉体の界面特性評価
    2. ロットの異なる粉体の界面特性評価
    3. 最適な分散剤量や種類の選定方法

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