音色・音質評価と感性に訴える音のデザイン

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本セミナーでは、音と聴覚の基礎から解説し、音質評価、完成に訴えるサウンド・デザインについて、音や映像のデモンストレーションを交えて詳解いたします。

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プログラム

音と聞こえの関係に関わる基礎知識や音質評価指標について分かりやすく解説するとともに、さまざまな分野に活用されている音のデザインのアイデアとその必要性およびその研究動向について幅広く紹介します。音は見えないために、講義だけでは、音圧レベルやスペクトルといった音に関わる物理量は理解しにくく、音のデザインに活用されたときの音の効果も実感できません。  本講義では、音や映像のデモンストレーションを活用して、音と聞こえの関係を感覚的に理解し、さまざまな分野で活用されている音のデザインの効果を実感していただけるようにいたします。

  1. 音と聴覚の基礎知識
    1. 音は空気の圧力変化
      1. 純音 (正弦波) 、周波数、振幅
      2. スペクトル、複合音、ノイズ
    2. 聴覚のしくみ
      1. 聴覚系のしくみ
        • 耳介
        • 外耳道
        • 鼓膜
        • 耳小骨
        • 蝸牛
      2. 空気の振動が電気信号に変換するしくみ
        • 有毛細胞
        • 聴神経
  2. 音の3要素と音質評価指標
    1. 音の3要素
      • 音の大きさ
      • 音の高さ
      • 音色
        1. 音の大きさの性質とデシベル、ラウドネス
        2. 音の高さの性質とヘルツ
        3. 音色の印象的側面と識別的側面
    2. 音質評価指標
      1. シャープネス
      2. 変動強度
      3. ラフネス
  3. 感性に訴える音のデザイン (サウンドデザイン)
    1. 音の世界でもデザインが求められる
    2. 製品音のデザイン
      1. 製品音に対するアプローチの変容:騒音制御から快音化
      2. 製品音の良さに対する意識構造:自動車のドア閉め音を例として
      3. 製品音の印象に及ぼす音響特性
      4. 製品音のデザイン (快音化) の経済的効果
    3. サイン音のデザイン:メッセージを伝える音の最適化
      1. サイン音のデザイン指針
      2. サイン音における緊急感のコントロール
      3. サイン音の快音化
      4. サイン音のユニバーサル・デザイン
    4. リアリティを演出する音のデザイン
      1. 映像メディアにおいて活用されるリアリティを演出する音のデザイン
      2. 現実の世界でもリアリティを演出する音のデザインが求められるようになってきた

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