海外、特に米国や欧州には及ばないが、日本国内では宇宙ビジネスに取り組むベンチャーの数が増えています。そのベンチャーの中には、ロケットや小型人工衛星のシステムを担当するベンチャーや付随するコンポーネントを手掛けるベンチャーも登場しています。また、非宇宙企業である大企業までも宇宙ビジネスの市場へと参入するニュースも増えています。
このような背景において、日本の多くの材料、部品、機器関連のメーカは、自社としても宇宙ビジネスへと参入したい、そう考えている企業様も多いことと思います。
以前は、企業様から講演者にお問合せいただくのは、“何かやりたい”というもので、言い換えると、宇宙に参入したいけど何をしたらよいのかわからない、というものです。感覚ですが、そのお問合せが7、8割を占めていましたが、現在では、自社の技術を活用して宇宙ビジネスへ展開したい、一社単独で本当に宇宙ビジネスができるのか、具体的にやりたいことが決まっているが事業採算性がとれるのかなどの内容が多くを占めています。
宇宙ビジネスが活発になってきてから大分経ちますが、多くの企業様がまだ十分に宇宙ビジネス参入にかかる調査や意思決定に足る情報などを収集できていないと感じます。しかしながら、情報だけではなく、企業様が主体となってリスクを分析し、どうリスクテイクして意思決定していくかも、宇宙ビジネスのフィールドで活躍していただく重要な鍵となります。ご存知の通り、宇宙ビジネスというフィールドは”特殊”であり、課題も多く、容易ではありませんし、事業採算性が成立するフェーズとは言い難い側面もあり、まだ日本国内でも大きく事業採算性の観点で成功したベンチャーはまだ不在といっても過言ではありませんが、中長期を見据えることで、大きく進化し発展していく可能性も秘めたものと考えています。
本講演では、材料、部品、機器のメーカ様に必要と思われる内容を中心にご説明します。まず宇宙ビジネスの全般を把握していただくために、国内外の市場動向や宇宙ビジネスの主要な動向をピックアップしてお伝えします。そして、宇宙ビジネスでの材料、部品、機器とそれらの信頼性・品質、その考え方をお伝えします。最後に、宇宙ビジネスに参入をお考えの企業様に重要となる考え方、視点をお伝えできればと考えています。貴社の宇宙ビジネスへの参入の第一歩のお役に立てれば幸いです。
- はじめに
- 日本と世界の宇宙ビジネスの全体像
- 宇宙ビジネスの分類
- 国内外の宇宙ビジネスの主要なプレイヤー
- 日本と世界の宇宙国家予算
- 日本と世界の宇宙ビジネスの市場規模
- 日本の宇宙法、宇宙戦略基金について
- 宇宙ビジネスの主要動向
- 輸送機 (ロケット等) による輸送ビジネス分野
- 定義とビジネスモデルの概要
- 大型ロケットと小型ロケットの相違点
- 3Dプリンターによるロケット製造、Space X、Vulcanなどのロケットのコスト削減策
- ライドシェアビジネス分野
- 定義とビジネスモデルの概要
- 衛星軌道投入支援ビジネス
- 衛星ビジネス分野
- 定義とビジネスモデルの概要
- 衛星の分類と大型衛星メーカ
- 小型SAR衛星、小型光学衛星ビジネス
- VLEO衛星の台頭
- 小型衛星コンステレーションによるインターネットサービス
- 小型衛星大量生産化の取り組み
- 軌道上衛星ビジネス分野
- 定義とビジネスモデルの概要
- デブリ除去ビジネス
- 衛星燃料注入ビジネス
- 軌道上衛星修理ビジネス
- 宇宙旅行分野
- 宇宙旅行の定義とビジネスモデルの概要
- 成層圏旅行ビジネス
- サブオービタル旅行ビジネス
- ポストISSに向けた民間宇宙ステーションCSS
- 月探査分野での最新動向
- 定義とビジネスモデルの概要
- 宇宙機関、民間企業の月面無人着陸
- アルテミス計画、ILRS計画など
- 宇宙ビジネス参入について
- 宇宙ビジネス参入に係る基本的な考え方
- アンゾフ的思考
- 大型・小型
- New SpaceとOld Spaceなどの違いについて
- 宇宙ビジネスで使われている材料、部品、機器について
- 宇宙ビジネスでのサプライチェーンの概要
- 宇宙ビジネスに係る設計標準などの要求事項文書について
- 宇宙用電子部品と信頼性・品質
- 宇宙用材料と信頼性・品質
- 宇宙用機器と信頼性・品質
- 宇宙法などに関連するガイドラインなど
- 宇宙ビジネス参入の実例
- 参入検討段階もしくは参入に関する実例の紹介
- まとめ
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