本セミナーでは、フラクトグラフィによる金属材料の破損解析技術について実例を交えながら解説いたします。
破壊原因調査において最もよく用いられ、かつ有効な手法がフラクトグラフィ (破面観察) である。フラクトグラフィとは、金属の破断面を目視や電子顕微鏡で観察し、その様相から破損原因を推定する手法であり、き裂の進展方向や負荷状況を推定する技術である。 今回は、実例を交えた主な破壊機構と、それぞれの破面の特徴を解説し、初歩的なフラクトグラフィ技術を紹介する。