健康食品への消費者の安心と信頼性醸成のための広告コンプライアンス

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本セミナーでは、健康食品で押さえておくべき広告・表示の法律のポイント、最近の不当表示判断傾向、実際の広告事例を解説いたします。

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プログラム

健康食品の広告は、景品表示法・薬機法・特定商取引法・健康増進法・食品表示法など複数の法律により複雑に規制されており、ルール改正も頻繁に行われています。  2024年3月に発生した「紅麹」問題により、同原料の食品の自主回収や健康食品の定期購入の解約が相次ぐなど、健康食品全般に対する消費者の信頼が大きくゆらいでいます。  2023年6月のさくらフォレストの景品表示法措置命令事案では、機能性の科学的根拠そのものが不適切と判断され、同社の商品と同じ科学的根拠を用いて消費者庁へ届出を行った88商品についても疑義が生じ、すでに多数の商品が届出を撤回しています。また、その後も昨年12月と今年3月に、大げさな痩身効果をうたった機能性表示食品を販売する合計4社に対して措置命令が出されるなど法執行が活発で、機能性表示食品制度そのものが分岐点に来ています。  本講座では、特に品質面での広告表現を規制する薬機法、景品表示法、健康増進法にフォーカスし、関係法令が相互補完されながら執行される状況を踏まえ、三法 (薬機法、景品表示法、健康増進法) の考え方を、俯瞰的・体系的に理解して頂くことを念頭に講義を進めます。さらに、最新の行政の法執行動向を確認しながら、違反事案から見えてくる留意すべきポイントとコンプライアンス対策を分かりやすく解説します。  消費者に安心、信頼され健康食品を選択してもらうために、今こそ、エビデンスに基づく消費者目線の情報提供 (広告表示) が求められています。消費者への情報提供の基準となる広告表示規制を正しく理解しましょう。

  1. 健康食品の制度を理解する
    1. 健康食品の分類
    2. 健康食品の表示事項
  2. 健康食品の広告規制の全体像を掴む
    1. 目的と規制内容
    2. 規制対象表示
    3. 規制対象事業者
  3. 禁止される表示と違反要件とは
    1. 「医薬品」的な食品を規制する薬機法
    2. 「虚偽誇大表示」を規制する景品表示法・健康増進法
    3. 「著しく」と「合理的根拠」
  4. 違反事例に学ぶコンプライアンス対策
    1. 表示事項が問題となった事例 (「葛の花」ほか)
    2. 成分が問題となった事例
      (「さくらフォレスト」ほか)
  5. 組織で取り組むコンプライアンス対策
    1. 「事業者が講ずべき措置」の具体例
  6. まとめ
    1. 消費者目線でとらえる広告表示

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