機械や構造物は、主として溶接やボルトで接合して組立てられるが、これらは応力集中部であるため、破壊の起点となることが多いのが実状である。したがって、接合部は製品の寿命設計上重要な部分であるが、これらの強度設計には通常の部材の場合とは異なる方法が必要となりる。
本セミナーでは、まず材料の各種破壊メカニズムを述べ、それに基づいて溶接継手とボルト締結部特有の強度設計手法をやさしく解説する。さらに、実務にすぐ役立つように、最新の強度設計基準と強度増大法の例を多数紹介する。
- 事故例に学ぶ材料の破壊メカニズム
- 静的破壊
- 脆性破壊
- 応力腐食割れ
- 疲労破壊
- 破壊事故防止の考え方
- 機械・構造物の強度設計法
- 構造強度設計法の体系
- 静的負荷に対する強度設計法
- 高サイクル疲労強度設計法
- 低サイクル疲労強度設計法
- 応力集中部の寿命設計基準
- 破壊力学の基礎と応用
- 破壊力学入門
- 疲労き裂進展に基づく寿命設計法
- ボルト締結部の強度設計法
- ボルトの疲労強度
- ボルト締結部内の応力状態
- 締結力の確保法
- 溶接部の強度設計法
- 溶接継手の疲労強度
- 強度改善構造
- 溶接部構造強度設計基準