車載用ディスプレイおよびインプットデバイス、タッチパネルの現状、今後の展望

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本セミナーでは、車載用ディスプレイ、タッチパネルについて取り上げ、それらの最新動向を CES2024 および Display Week2024 のトピックスから紹介いたします。

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プログラム

講演者は、「民間航空機 Boing 777 のコックピットディスプレイを世界で初めて開発実用化」に従事しました。また、大阪市立大学 (現大阪公立大学) 大学院の非常勤講師として「ディスプレイ工学」を担当しました。  本講演では、これらの経験から受講者の皆さんに分かりやすく基本技術と最新技術について説明をします。車載用デバイスは、航空機用と同様に運転中の乗客の安全を確保するために、高性能で長寿命の技術が必要です。TFT-LCDはこれらの条件を満たし、他のディスプレイと比較してコストパーフォーマンスが高いというメリットがあるため、広く採用されています。最近は、OLED技術の採用が増えています。これらの最新動向を CES2024 および Display Week2024 のトピックスから紹介します。FPD部材のIn-Cell化を提唱し、「タッチパネルの In-Cell 化」を世界で初めて開発実用化しました。これはディスプレイメーカーおよびユーザーにとって技術の有用性を共有できることに大きなメリットがあります。残念ながらFPD産業は今や中国主導で生産および技術開発が進んでいます。しかし、自動車業界では、カバーガラスから光学フィルムなどディスプレイを構成するコンポーネントが多数あります。本講演では、車載用ディスプレイおよびタッチパネルの技術動向を、クルマのHMIの観点から総合的な視点を提供し、部材及び加工技術の先行開発に役立てればと考えています。

  1. FPD の基礎と最新技術
    1. 評価パラメータ
      1. Ambient Contrast Ratio
      2. Moving Picture Response Time (MPRT)
    2. バックプレーン技術
    3. OLED パターニング技術
    4. 量子ドットとディスプレイへの応用
    5. ミニ LED とローカルディミング
  2. 車載用ディスプレイデバイス技術及び市場動向
    1. 技術動向
      1. CES2024
      2. Display Week2024
    2. 市場動向
  3. 車載用インプットデバイスの基礎
    1. タッチパネルの種類
    2. タッチパネルの In – Cell 化
  4. インプットデバイス技術及び市場動向
    1. 技術動向
      1. ホバー入力
      2. インターフェイス ZINNSIA (ジンシア)
    2. 市場動向
  5. 車載用ディスプレイおよびインプットデバイスを支える部材と加工
    1. カバー
      • ガラス
      • 樹脂
    2. 反射防止フィルム
    3. 偏光板
      • 高耐久
      • 塗布型
    4. オプティカルボンディング
    5. その他
  6. まとめ

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