回転機械の基礎理論と制振法

ふれまわり運動をする回転機械は,往復振動系にはない独特な力学的性質をもっています。 　キャンベル線図,ジャイロモーメントなど回転体力学の基礎事項を説明したのち,発生する各種の振動の特徴を解説します。 　つぎに回転機械に発生するさまざまな振動について,これまで提案されている各種のパッシブ制振法を紹介します。

1. 回転機械の基礎理論
   1. 回転機械のモデリング
   2. たわみ振動と強制振動 (固有振動数線図)
   3. 傾き振動とジャイロモーメント
   4. 強制振動の例:玉軸受による振動
2. 強制振動に対する各種制振法
   1. つりあわせ
   2. 防振ゴムによる制振
   3. 粘性減衰による制振
   4. 定点理論を適用した制振
   5. 不連続ばね特性を用いた制振
   6. ボールバランサによる制振
3. 自励振動とその制振
   1. 内部摩擦 (構造減衰) による自励振動
   2. 接触による自励振動 (ラビング)
   3. 剛性に方向差によるラビングの制振
4. ねじり振動とその制振
   1. 駆動系のねじり振動
   2. ねじり振動の各種制振法
      ※講義終了後、技術相談を受け付けます。
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