品質試験における信頼性確保と分析法バリデーション・品質確保にむけたQC/QAの役割と適合性調査対応

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本セミナーでは、DI (データインテグリティ)、生データの取り扱い、分析法バリデーション、GMP省令におけるQCおよびQA、安定性モニタリング、原料等の供給者の管理について詳解いたします。

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医薬品の開発、承認申請そして承認後の各ロットの出荷と、さまざまな段階で数多くの品質試験が行われる。品質試験に用いる分析法の信頼性は、バリデーションデータを測定することにより確認できる。試験の数値データは、測定する計器などを校正し、正確な数値を記録 (DI:データインテグリティ) しなければならない。実際の作業記録は実施したことを、逸脱が発生したらその事実を、それぞれ直ちに記録として残すこと (DI) が信頼性確保のために必要である。出荷するロットの品質確保については、GMP規則等が定められており、製造部門はもちろんのこと、QC (品質試験部門) およびQA (品質保証部門) の役割は大きい。また、国内外の規制当局査察時に指摘を受ける内容としては、DIの不具合の割合が多いことが報告されており、これからも品質確保に向けたQC/QAの継続的な取り組みが必要であろう。今回は、こうした内容について解説します。

  1. 品質試験における信頼性確保
    1. 信頼性確保とDI (データインテグリティ)
    2. 生データ、報告書と申請書の整合性
    3. 生データの取り扱い
      1. 生データとは
      2. 測定する計器の校正記録
      3. 試験計画書又は試験指示書
        • 試験の目的
        • 試験の手順書
        • 判定基準
        • 規格外試験結果 (OOS) への対応
      4. 作業記録
        • 記録すべき項目および内容
        • 試験結果の訂正
        • データ類の保管
  2. 分析法バリデーション
    1. 分析法バリデーションとは
    2. 分析能パラメータの種類
    3. 検討すべき分析能パラメータ
    4. 分析能パラメータ
      1. 特異性
      2. 直線性
      3. 範囲
      4. 真度
      5. 精度
        • 併行精度
        • 室内再現精度
        • 室間再現精度
      6. 検出限界
      7. 定量限界
    5. 分析法ベリフィケーション
  3. 品質確保にむけたQC/QAの役割
    1. GMP省令におけるQCおよびQA
    2. GMP省令に学ぶ
      1. 安定性モニタリング (第11条の2)
      2. 原料等の供給者の管理 (第11条の4)
  4. 適合性調査対応
    1. 指摘事例に学ぶ
      1. 安定性モニタリングに関する試験結果の取り扱いの不具合
      2. OOS対応の不具合 (その1)
      3. OOS対応の不具合 (その2)
      4. 原料の受入時における不具合
      5. 製造委託を受けた治験薬に係る情報入手に関する不具合
      6. 承認書と製造実態の乖離
      7. 組織内のコミュニケーションにおける不具合

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