本セミナーではメカニカルシールの基礎 (選定、活用) から取り扱い方法、トラブル改善事例に加えて最近の技術動向などについても説明してまいります。
メカニカルシールは、コンプレッサー等の高速機器からポンプ等の中速機器、そして撹拌機等の低速機器まで幅広い速度範囲、またサイズはφ8mmくらいからφ800mmくらいまで、さらには圧力も真空から20MPaの高圧まで幅広い仕様で使われています。
また、取り扱う流体も多岐にわたりますので、それらの使用条件にマッチしたメカニカルシールを選定し使いこなしていくのが重要です。
- シール選定・活用における基本
- 漏れ現象と密封の基本的な考え方
- 各種軸封方法とその特徴
- グランドパッキン
- オイルシール
- ブッシュ
- フローティングブッシュ
- セグメントシール
- ラビリンスシール
- メカニカルシールの基本
- 基本構造と各部品の機能
- シール原理と基本的設計の考え方
- 基本的構造の種類と特徴
- メカニカルシールの選び方と形式分類、及び特徴
- 回転形と静止形
- Oリング形とVリング形
- マルチスプリング形とシングルスプリング形
- インサイド形とアウトサイド形
- その他の代表的形式の特徴について
~流体圧力、回転速度、使用温度、流体の性状を考慮したシールの選び方~
- 各種周辺付属機器の特徴
- 冷却装置 (フラッシングクーラー)
- 補助装置 (ストレーナ、サイクロンセパレータ)
- 加圧タンク (主に撹拌機用途)
- メカニカルシールの各部品の材質選定と注意事項
- 摺動部品 (静止環、回転環)
- 二次シール部品 (Oリング、Vリング等)
- 構造部品
- トラブル改善事例
- 摺動材 (シール端面部品) のトラブル
- 二次シール部分 (Oリング) のトラブル
- その他代表的トラブル
- ノンコンタクトガスシールについて
- 動圧タイプガスシール
- 静圧タイプガスシール
- メカニカルシールの最近の動向
- 難シール性流体対策
- 環境対策
- 省エネ対策
- シール自身のデザインによる省エネ
- フラッシング (冷却) 配管プランによる省エネ
- 製品へのコンタミネーション対策クリーン対策