本セミナーでは、磁性材料について取り上げ、磁性発現のメカニズムやスピン流について基礎から最新研究まで詳しく解説いたします。
また、磁性材料を用いたエネルギーハーベスティングに関して解説いたします。
厚さが数十ナノメートル程度の磁石材料の膜 (磁性膜) に特定の条件を満たす静磁界と高周波磁界をかけると強磁性共鳴と呼ばれる現象が起きます。同時に、その磁性膜に十数マイクロボルト程度の起電力が生じます。講演者らはこの微小な起電力の生成現象に着目し、環境電磁波の高周波磁界成分を利用して強磁性共鳴を励起し、その際に生じる起電力を用いるエネルギーハーベスティング技術の創成を目指しています。 本セミナーでは最初に磁性とスピントロニクスに関する基礎知識についてお話しします。ここでは磁石はどうして磁石になるのか、スピン流とは何かについて解説します。次に開発中の技術を紹介します。まず、強磁性共鳴とは何か、強磁性共鳴状態の磁性膜にどのようにして起電力が生成されるのかについて実験結果を基に解説します。続いて技術開発の現状と蓄エネルギー実験について紹介します。最後に今後の展望として実用化に向けた課題等についてお話しします。
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