PPS樹脂の基本特性と高機能化、応用技術

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本セミナーでは、自動車、電子部品、家電、航空など市場拡大が見込まれるPPS樹脂を取り上げ、PPS樹脂の基本的な物性、特長から成形加工、高機能付与技術まで網羅的に解説いたします。

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プログラム

1980年代後半、フィリップス・ペトロリアム社のPPS (ポリフェニレンサルファイド) 樹脂製造の基本パテントが切れ、日本メーカーの相次ぐPPS重合事業参入が始まったことが、今日のPPS樹脂の大きな発展の始まりになりました。  PPS樹脂は近年安定した市場成長を続け、特に自動車産業の拡大と共に今後も大幅な伸びが期待されています。高耐熱樹脂であるPPSはエンジンが無くなる電気自動車で需要減が懸念されたが、電流制御部品やモーター周りで増加が見込まれるようになってきました。  この講演でPPS樹脂の歴史、重合、後処理、プラントの考え方、コンパウンド、物性、特徴、用途、成形加工、最近の高機能付与技術まで総合的にご説明したいと思います。

  1. PPS樹脂の歴史と市場
    1. 開発の歴史
    2. 市場
  2. PPS樹脂の基本的な種別
    1. 架橋型
    2. 直鎖型
    3. 半架橋型
  3. 重合
    1. 原料
    2. 重合の考え方
    3. 架橋
    4. 高重合度化
  4. コンパウンド
    1. ガラス繊維強化
    2. 高充填
    3. 無充填
    4. 特殊コンパウンド
  5. 物性
    1. 機械物性
    2. 熱的特性
    3. 化学的特性
    4. 電気的特性
  6. 高機能化
    1. 高強度化
    2. 耐衝撃性改質
    3. 高耐熱化
    4. 接着性改善
    5. 色調改善
    6. 高熱伝導化
    7. 導電性付与
    8. 電気特性改善 (トラッキング性)
  7. 用途
    1. 電気・電子・通信 (5G対応)
    2. 車載
    3. 産業用
  8. 成型
    1. 射出成形
    2. 押出成形
    3. 二次加工
    4. その他

受講料

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