図面段階で80%が決まる製品原価のコストダウンを実現するには、「事前原価計算」「原価計算のコストダウンへの活用」「原価計算の意思決定への利用」が欠かせません。開発・設計時のコストマネジメントの第一歩は、原価計算による原価の見える化から始めます。次の一歩は、製品原価をコストダウンに活用したり、意思決定に利用したりすることで会社の業績に貢献することです。
本講座は、研究者・技術者の方々に図面段階での製品原価計算の仕組み、製品原価をコストダウンと利益を得るための活用、意思決定への利用ノウハウを豊富な事例とExcelを使用した演習を交えて徹底指導します。また、参加者の原価スキルを短時間で向上させるために受講前のキーワード確認、受講後の復習問題でのフォローアップも充実しています。
図面段階での原価計算とコストマネジメントをマスターして、コスト意識が高いワンランク上の技術者を目指してください。
- 研究者・技術者に必要な事前原価計算の基礎知識
- 研究者・技術者に必要な原価の分類はなにか
- 製品からみて原価を分ける直接費と間接費
- 仕事量からみて原価を分ける変動費と固定費
- 意思決定からみて原価を分ける差額原価と機会原価
- スマート工場に必要な事前原価計算
- 試作品から製品化に向けた事前原価計算の留意点
- DXで間接費が直接費に変化
- ロットの違いによる原価への影響を考慮
- 人 (工数) から設備 (時間) の稼働を区分
- 演習:原価の基礎を確認する
- 製品別の原価を事前に把握する … ノウハウ1
- 研究者・技術者に必要な材料費計算のノウハウ
- 材料の単価表を整備
- 歩留が肝になる材料消費量の算定
- 演習:製品1個の材料費を計算する
- 研究者・技術者に必要な加工費計算のノウハウ
- 加工賃率 (加工費レート) の設定
- 設備レートを定額法で設定
- 演習:加工費レートを試算する
- 段取時間と作業時間で製品の加工時間を設定
- 生産量の変化と加工費の変化をシミュレーション
- 演習:製品1個の加工費を計算する
- 製品別の原価を活用する … ノウハウ2
- 図面段階の原価を管理するコストマネジメントの進め方
- コストマネジメント活動のレベル診断
- 付加価値率と限界利益率でポートフォリオを作成
- 演習:ポートフォリオ分析でコストダウン対象製品を発掘する
- 製品の基本機能、補助機能、ロス分析結果から目標原価を設定
- 原価計算を利益に結びつける
- 損益分岐点図表の作り方と使い方
- 作れば作るほど赤字になる製品とは
- 演習:値引きの要求にどこまで応じるか
- 製品別の原価を意思決定に利用する … ノウハウ3
- 成功する設備投資の考え方
- 意思決定の4原則を押さえる
- 省人化ロボットの投資はいくらまでか
- 新規設備と既存設備のどちらを使うか
- 演習:省人化ロボット投資の限度額を設定する
- 改善効果を正しく算定する
- 質疑応答
複数名同時申込割引について
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 40,000円(税別) / 44,000円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 80,000円(税別) / 88,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 132,000円(税込)
テキスト送付に係る配送料
ライブ配信・アーカイブ配信受講の場合、別途テキストの送付先1件につき、配送料 1,100円(税別) / 1,210円(税込) を頂戴します。
ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー
- 「Zoom」を使ったライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。
- お申し込み前に、 視聴環境 と テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
- 開催日前に、接続先URL、ミーティングID、パスワードを別途ご連絡いたします。
- セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
- ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
- タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
- ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
- 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
ライブ配信セミナーをご希望の場合
- セミナー資料は、郵送にて前日までにお送りいたします。
- 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
印刷物は後日お手元に届くことになります。
- Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
アーカイブ配信セミナーをご希望の場合
- 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
- 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
- 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
- アーカイブ配信の視聴期間は2024年11月1日〜7日を予定しております。
ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
- セミナー資料は別途、送付いたします。