第1部 自動車構造接着剤の設計と評価法
(2024年9月3日 10:30〜12:00)
自動車構造接着剤の特徴と設計、評価の仕方を分かりやすく説明します。理論よりも出来るだけ具体例を挙げて動画なども交えて説明しますのでそれほど専門的な知識がなくとも理解できる内容になっています。
- 構造接着剤とは
- 自動車用構造接着剤の種類
- エポキシ樹脂
- アクリル樹脂
- ウレタン樹脂
- 自動車用構造接着剤の要求特性
- 作業性
- 機械特性
- 環境試験
- 自動車用構造接着剤の設計
- 化学構造からのアプローチ
- 添加剤の効果
- 自動車用構造接着剤の評価
- Wash out resistance
- Impact wedge peel
- 油面接着性
- 塩水噴霧試験
第2部 異種材料接着の高速化と耐久性向上
(2024年9月3日 12:45〜14:15)
シアノアクリレート系接着剤の短時間硬化と広範な接着性を維持しながら、弾性接着剤の柔軟性と接着耐久性を取り入れたハイブリッド弾性瞬間接着剤について、その技術概要と接着性能、自動車分野への応用などについて紹介する。
- 瞬間接着剤成と弾性接着剤成分とのハイブリッド化について
- ハイブリッドの各成分
- 接着剤における海島型の相分離構造
- 硬化メカニズムについて
- 接着性能と硬化物特性
- 接着強度の立ち上がり、硬化スピード
- 硬化物の力学的性質
- 接着強度、接着耐久性
- 耐冷熱サイクル性
- 動的粘弾性、変形追従性
- ハイブリッド弾性瞬間接着剤の応用や用途
- 異種材料の接着
- 自動車分野への応用
- その他
第3部 自動車の軽量化やマルチマテリアル化に貢献するポリウレタン系接着剤の実例/技術
(2024年9月3日 14:30〜15:30)
接着用途に用いられるポリウレタンは、非フォームのポリウレタン需要 (CASE) のA (Adhesive) やS (Sealant) を担うことで知られ、異材接合化の進む自動車製造においても車体軽量化への寄与等で、コネクテッド (Connected) 、自動化 (Autonomous/Automated) 、シェアリング (Shared) 、電動化 (Electric) のCASE潮流に貢献する素材のひとつでもある。
本講演では、多様な原料系の選択から多彩な設計が可能なポリウレタンの特質に触れたうえで、自動車用途での接着剤としてのポリウレタンの応用事例を紹介したい。
- 弊社を事例にした自動車に関わる化学産業界の動向 (イノベーション&サステナビリティ)
- 簡単な接着概論
- ポリウレタン系接着剤について
- 自動車用途でのポリウレタン系接着剤の応用例
第4部 これまでの自動車用接着剤とマルチマテリア化に伴う接着剤の高機能化
(2024年9月3日 15:45〜16:45)
世界でも先端を走り続ける日本の自動車において、これまでの自動車躯体・部材に使用されてきた接着剤について、その適用事例を紹介する。また、近年GHG排出量の削減が世界規模の取り組みとなる中で、自動車製造工程や自動車部材の変化も激しくなりつつある。そのような変化の中で求められる接着剤の高機能化、その特長を纏めた。
特にマルチマテリアル化の中で適用可能性の高い構造用接着剤が注目されており、セメダインとしての取り組みを紹介する。
本講座により皆様の構造用接着剤に対する理解が進み、高機能な接着剤による接合様式によって新たな設計・工程へ貢献出来ることを期待する。
- 会社紹介
- 自動車で使用されている接着剤の紹介
- 自動車製造ラインで扱われる接着剤
- 自動車部品メーカーで扱われる接着剤
- 自動車構造用接着剤の特徴
- 構造用接着剤に求められる性能
- 1液加熱硬化形エポキシ樹脂系接着剤の技術紹介
- 自動車用接着剤でのマルチマテリアル化対応
- マルチマテリアル化対応での開発目標
- エポキシ変成シリコーン樹脂系弾性接着剤の技術紹介
- 高機能接着剤の技術紹介
複数名同時受講割引について
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 55,000円(税別) / 60,500円(税込) で受講いただけます。
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