ヘルスケアビジネス参入の課題・現状・最新動向とヘルスケアデータの利活用における法規制および留意点

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第1部 メディカルヘルスビジネスの最新動向と新規参入戦略の方向性

(2024年8月28日 13:00〜14:00)

 少子高齢化、社会・人々の価値観の変化、テクノロジーの進化、医療・健康データ利用整備などが進むなか、医療・ヘルスケア業界が対象とする領域は、病気を治療するという従来の範囲から大きく拡大している。保健および予防、さらには日々の生活を自分なりに豊かに過ごすためのツールやサービスを提供することが求められ、そのためには多様なテクノロジーを活用し、多くのステークホルダーと連携することが必要となる。  一方で、医療・ヘルスケアビジネスは人命に関わる製品やサービスの提供につき、固有の規制や専門性が求められ、また公的保険によって担われてきたことから、収益捻出の難しさもある。  医療・ヘルスケア業界をとりまく課題の解決を目指して、医療・ヘルスケア業界への参入や事業拡大を検討する企業に対する市場の見方や参入戦略の方向性について弊社知見からご説明したい。

  1. メディカルヘルスマーケットのマクロトレンド
    • 社会・政治・経済・技術のマクロ動向
    • メディカルヘルスマーケットのうねり
    • 企業におけるヘルスケア参入意向
  2. メディカルヘルスビジネス参入の戦略
    • 事例に基づく参入のハードルと越え方
    • 医療課題や専門性の獲得の重要性

第2部 ヘルスケアデータの利活用における法規制と具体的なユースケースにおける実務上の留意点

(2024年8月28日 14:15〜15:45)

 近年、ヘルスケアデータの利活用への期待が高まっておりますが、ヘルスケアデータには様々な法規制が関係してくるため、その利活用に当たっては、個人情報保護法 (1章) 、次世代医療基盤法 (2章) 、各種倫理指針 (3章) 、情報セキュリティ (4章) のルールを理解する必要があります。特に、2020年・2021年改正個人情報保護法、2023年改正次世代医療基盤法、倫理指針の改定、3省2ガイドラインの改定が医療データの利活用にどのような影響を与えるかを十分検討しなければなりません。一方、このような法規制の観点のみならず、ヘルスケアデータを利活用するビジネスを検討するにあたっては、従来、 (1) ヘルスケアアプリ、 (2) レセプト・DPCデータの販売、 (3) AI開発といった具体的なユースケースにおいてどのような法的整理がなされ、どのような点に実務上留意すべきなのかを理解することが重要になります (5章) 。  本セミナーでは、個人情報保護・プライバシーの分野を主に取り扱う講師が、ヘルスケアデータの利活用の際に留意すべき法規制と具体的なビジネスにおける実務上のポイントを解説します。

  1. ヘルスケアデータと個人情報保護法
    1. 日本の個人情報保護法の体系 (公的部門・民間部門の規律の違い)
    2. 医療分野における個人情報保護法のルール
    3. 2020年・2021年改正個人情報保護法と医療データの利活用への影響
  2. ヘルスケアデータと次世代医療基盤法
    1. 次世代医療基盤法の概要
    2. 次世代医療基盤法に基づく医療データの利活用
    3. 2023年改正次世代医療基盤法と医療データの利活用への影響
  3. ヘルスケアデータと倫理指針
    1. 倫理指針の適用関係
    2. 人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針
    3. 倫理指針の改定と医療データの利活用への影響
  4. ヘルスケアデータと情報セキュリティ
    1. 情報セキュリティの法律
    2. 医療情報と情報セキュリティ (3省2ガイドライン)
    3. 3省2ガイドラインの改定と医療データの利活用への影響
  5. ヘルスケアデータを利活用するビジネスの実例と実務上のポイント
    1. ヘルスケアアプリ
    2. レセプト・DPCデータの販売
    3. AI開発

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