本セミナーでは、図面作成、材料選択、熱処理、表面処理、腐食/防食、摩擦/摩耗、ねじ、強度設計などの製品設計の勘所、製造工程での設計品質確保のポイント、論理的な設計思考力などについて事例を踏まえて解説いたします。
いま『ものづくり』の現場では次世代に向けた商品開発が熾烈を極める中、製品の『品質』に関わる市場問題の多発やその対応コストの肥大化など、「メイドインジャパン」のブランドそのものを危ぶむ声が囁かれ出しています。 また、「技術開発」の領域では、急速に普及した技術の「デジタル化」が後進国に導入・展開され、「すりあわせ技術」を核とした我が国の『ものづくり』の優位性が低下しつつあります。 今後、更に市場のグローバル化が進み多様化する技術課題に対応するには、「ものづくり」を原点に戻って再強化することが急務です。そして、製造現場は勿論、開発の現場においても更に魅力ある製品を「適確な設計」により短期間で開発することが求められています。 しかし、90年代から多くの企業で展開された組織のフラット化は、個人の目標管理と成果主義に偏重篩過ぎた結果、職場の上下で若手を育成する風土が薄れ、今、中堅技術者の「設計力」や「設計センス」の低下が懸念されています。 特に設計者は日々、打ち合わせや調整業務、職場管理などに追われ、肝心な『設計力』を向上させる機会が少ないのが実情です。 本セミナーでは、長年、製品開発の現場で開発設計を担当した講師が、強い設計者となるための「機械設計の勘所」を事例を含めて解説・指導する。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 40,000円(税別) / 44,000円(税込) で受講いただけます。