本セミナーでは、PVA (ポリビニルアルコール) の基礎から最新の重合方法、機能性PVAの最前線までをわかりやすく解説いたします。
ポリビニルアルコール (PVA) は、世界で年間65万トン生産される高分子であり、食品包装フィルムや化粧品、洗濯のりなど身の回りの様々な場面で利用されている。応用分野の拡張の為、PVAの性質を制御する機能化が注目されている。これまでPVAはその安定な構造から、機能化が難しく、多段階の有機反応や紫外線処理などが必要であった。近年、優れた重合方法や有機反応の台頭により、一次構造を制御したPVAの合成や、簡便なPVAの機能化が行えるようになってきている。その結果、センサーや薬物キャリア、アクチュエーター、抗菌フィルムなど新しいPVA材料が報告されている。講演者はこれまでにPVAやエチレン – ビニルアルコール共重合体に温度やpHなどの外部環境を認識する能力を付与することで、高機能化フィルムや粒子、ゲル材料、ナノファイバーなどを開発してきた。 本セミナーでは、PVAの基礎から最新の重合方法、機能性PVAの最前線などを紹介し、PVAに関する様々な知識を習得していただく。
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