コロナ禍がメタバース世界の進展を加速する。世界の生活を一変させたコロナ禍であるが、その間在宅勤務が大幅に増加した。また、どこでもつながるディスプレイや携帯しやすいディスプレイへの要求が一層加速した。さらにリモート環境による在宅勤務等が長くなると、より現実に近いバーチャルな環境が求められている。メタバース環境技術はそれを実現する極めて重要な技術であり、その技術の中核をなすのが、メタバースに適したディスプレイ技術である。目に優しい健康的なディスプレイへの要求が一層強くなるのは当然だが、より現実感を得るためのディスプレイや装着を意識しないゴーグルに適したディスプレイ技術、3Dディスプレイの将来像等、検討すべき技術課題が山積する。必然的に、有機EL) OLEDディスプレイ技術や最近急発展を遂げてきているμディスプレイ技術 (μOLED やμLED) を用いたディスプレイ技術が最有力候補になってくる。
上記の観点から見てOLED技術は現在どのレベルまで進展しているのか?実は、近年の材料・デバイス技術の進展は一般に認識されているよりはるかに進んでいる。長寿命、高効率、高精細はもちろん、新機能である、フレキシブル、フォルダブル、ローラブル、透明などの新たな機能が実用化されるようになってきた。μLEDによるディスプレイもしかりで、ボトルネックであった実装技術にも評価すべき技術が登場してくるなど、急速に実用化に近づいている、また、ディスプレイの表示色性能をさらに向上するための量子ドット技術からも目を離せない。
本講演では、有機EL、μOLED、μLED技術、量子ドット技術の現状を解説し、最新技術開発動向及び課題、更にこれらの新技術によるディスプレイがメタバースにもたらす真のインパクトは何か、液晶の将来は、などについて議論する。
- メタバース時代に生き残るディスプレイ
- 最新有機EL技術を解剖する
- 有機ELの発展の足跡
- 有機ELの基本構造とその進化
- 製造工程の基本とその進化
- 蒸着法
- 印刷法
- 封止工程の基本と最新動向
- キャップ封止
- 薄膜封止
- 有機EL材料の基礎と最新動向
- 蛍光材料
- 燐光材料
- TADF材料
- サポート材料と塗布型材料
- 周辺材料
- 塗布型材料の現状と課題
- インクジェット
- 転写・グラビア
- 大型化有機ELディスプレイへの対応
- 有機ELディスプレイの基礎技術
- 蒸着型
- 塗り分け型
- 白色バックライト型 (LG型)
- 青色バックライト型 (Samsung型)
- μOLED、μLEDディスプレイの現状と将来
- μOLED、μLEDの概要
- μOLED、μLEDの製造
- μLEDの一番のボトルネック – 実装技術の現状
- マイクロLEDのマイクロLEDディスプレイ実現に必要な歩留まり
- AR、VRゴーグル、グラスの将来像と課題
- μLEDと大型ディスプレイ
- 量子ドットの現状と課題
- なぜ、量子ドットが期待されるのか?
- 量子ドット技術の概要
- 量子ドットの実用化された例 8.4.今後の展開
- 液晶の将来
- まとめ
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