材料強度とその評価

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本セミナーでは、振動の基礎から解説し、共振問題、低振動化の考え方、材料強度における静的な問題から動的な問題までを解説し、材料強度を力学的に捉えられるようになることを目的としております。

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プログラム

構造物を設計・製作するに当たっては壊れないものを作るということがまず基本となります。そのために必要な学問が材料力学です。さらに、構造物に繰返し荷重が作用する場合には、振動工学の知識が必要になります。  このセミナーでは、材料強度における静的な問題から動的な問題までを一気に解説し、材料強度を力学的に捉えられるようになることを目的とします。

  1. 材料力学で必要となる力学のポイント
    1. 止まっているものの学問 = 力のつり合いの学問
    2. 力が描けること
    3. 剛性と力の担い方
    4. 単位が重要
  2. 棒の引張・圧縮・剪断
    1. 外力と内力
    2. 応力とひずみ
    3. フックの法則と縦弾性係数
    4. 内力応力、主応力線 (力の流れ)
  3. はりの曲げ
    1. 曲げモーメントと曲げ応力
    2. フックの法則と曲げ剛性
    3. 断面二次モーメント断面係数
    4. はりに作用する荷重と曲げモーメント
  4. 軸のねじり
    1. ねじりモーメントと剪断応力
    2. フックの法則とねじり剛性
    3. 断面二次極モーメントねじり断面係数
  5. 材料の強度 (許容応力と安全率)
    1. 材料の引張試験と許容応力
    2. 許容応力決定における不確定要素 (荷重解析精度など)
    3. 安全率の導入
    4. 繰返し荷重と疲労
    5. 疲労試験の例
  6. 材料の強度 (力の流れから考える構造)
    1. 力の流れを表す主応力線
    2. 力の流れの性質
    3. 力の流れと特性改善
  7. 機械要素の強度設計例
    1. リベット
    2. ボルト
  8. 一自由度振動系
    1. 自由振動と固有振動数
    2. 粘性減衰系の挙動
    3. 強制振動と共振曲線
    4. 振動の評価量
  9. 外力と振動応答
    1. 応答から外力を推定する
    2. 周波数分析の観点から考える
    3. 外力の種類と応答
    4. 各種機械要素・装置における外力
  10. ばね・減衰・質量と応答
  11. 共振の本質
    1. エネルギー的な観点から見直してみる
    2. 外力がなす仕事とダンパによって消散されるエネルギー
    3. 減衰による振動低減の物理的意味
  12. 共振の本質
    1. エネルギー的な観点から見直してみる
    2. 外力がなす仕事とダンパによって消散されるエネルギー
    3. 減衰による振動低減の物理的意味
  13. 高減衰設計と高剛性設計
    1. 振動エネルギーをダンパに流す
    2. 固有振動モードから有効な制振方法を考える
    3. 板の曲げ振動を抑える制振材貼り付けの考え方
    4. リブ構造化による高剛性化の例

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