第1部 グローバルオープンイノベーションによるFC-CVD法を用いた超ロングCNTsの開発と応用
(2024年7月29日 10:30〜12:00)
カーボンナノチューブ (
CNTs) はリチウムイオン電池の導電助剤としての市場拡大とともに急速な伸びを示しており、2025年には約11,000トンに達すると予測されている。当社は2017年より積極的に取り組んでいるグローバルオープンイノベーションを活用し、これらのCNTsの保有する潜在能力を生かし市場展開すべく、ケンブリッジ大学発のベンチャー企業の保有するFC-
CVD (The floating vapor deposition) 法を活用した超ロングCNTsの量産化と用途展開を開始した。
本講演ではその一端を紹介する。
- はじめに
- カーボンナノチューブ (CNTs) とは
- 用途・市場・プレイヤー
- 製法および安全性
- オープンイノベーション
- なぜFC-CVD法について
- 超ロングCNTsについて
- おわりに
第2部 パルスNMRおよびインピーダンスを用いたCNT分散状態の解析
(2024年7月29日 12:50〜14:20)
次世代導電助剤として注目されているカーボンナノチューブ (CNT) の分散状態の定量化手法は確立されているとは言えない。
本講座では、粒子と溶媒の親和性を評価できるパルスNMRや導電性粒子がネットワーク構造を形成したことで変化する導電性を分散液のまま調べることで、原液のままCNTの分散状態を評価した事例を紹介する
- 電池開発におけるCNT分散液の重要性
- CNT分散液の評価の事例紹介
- CNT分散液の調製方法
- CNT向けの分散剤
- 撹拌と超音波を利用した分散操作
- レオロジーと粒子分散液内部構造の関係
- CNT分散液の分散状態に与える分散剤の影響
- 分散剤吸着飽和条件の決定
- パルスNMRの計測原理と吸着量評価
- CNT分散液のパルスNMR評価1 分散剤濃度の影響
- CNT分散液のパルスNMR評価1 超音波照射条件の影響
- CNT分散液のパルスNMR評価1 撹拌操作の影響
- 緩和時間を利用した分散剤吸着率の評価
- インピーダンス測定装置の概要
- CNT分散液のインピーダンス解析
- モデルスラリーおよびモデル電極のインピーダンス解析
- クライオ電顕観察の概要
- CNT分散状態の直接観察および分散条件の影響の検証
第3部 粒界に局在化させた多層カーボンナノチューブと超高分子量ポリエチレンの複合材料の作製と機能物性
(2024年7月29日 14:30〜16:00)
高分子材料の複合化では一般にフィラーを分散混合させて物性を向上させたものが多いが、本講座では、高分子材料のレオロジー特性を利用して、粒界にフィラーを分散させた複合体を作製する。これにより、耐衝撃性と耐摩耗性という二律背反な物性の向上を実現する。
- はじめに
- 人工関節の摺動部材用途について
- 要求物性とその解決策
- 超高分子量ポリエチレンについて
- 多層カーボンナノチューブについて
- 高分子複合材料
- 耐衝撃性付与について
- 複合材料の物性
- 加工技術
- マイクロ波加熱
- 混練技術
- 加工物性の評価
- 加工について
- 本研究にかかる材料物性
- 力学物性
- 耐衝撃性
- 耐摩耗性
- 物性発現メカニズムについて
- 粒界の構造
- 要求物性の実現
複数名同時受講割引について
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
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アカデミック割引
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日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。
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