本セミナーでは、米国薬局方 (USP) 製剤専門家委員会メンバーの阪上先生に、ジェネリック医薬品を含む吸入・経鼻剤開発の動機と特殊性およびUSP収載の製剤評価試験法の現状の課題と今後について解説いただきます。
吸入剤は投与デバイスを使用する複雑な医薬品であり、その前臨床開発における薬物動態と薬効評価は、注射剤や経口剤のそれとは大きく異なり複雑である。 特に肺での局所薬効を指向する薬物の場合、全身性の薬物動態を局所薬効の指標とすることへの疑問もある。一方、全身性薬効を指向する薬物においても、投与デバイスからのエアロゾルとして投与することが困難な前臨床評価からの臨床へのトランスレーションは苦慮する点である。 本セミナーでは、それらの点について詳説し、吸入剤における新医薬品もしくはジェネリック医薬品開発の一助となることを目的とする。
教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。