本年度BEMSアグリゲータと呼ばれる事業者が政府の公募によって選定されました。従来導入が進まなかった中小規模事業所へクラウドによるサービスをセットにした使いやすい機器をローコストで提供し、ヒト・モノ・カネの3点支援でBEMSを普及させるのがBEMSアグリゲータです。
しかし普及が進むにつれ、集まってくる膨大なデータをどう活用するか、また節電や省エネにつなげる人材はどうするのか、など課題も見えています。
本講義では今後のBEMS市場と課題を整理した上でそれらを解決するための新しいビジネスを紹介します。
- BEMSアグリゲータの登場で一変する市場構造
- BEMSアグリゲータとはなにか
- これまでのパブリックポリシーとBEMSビジネス
- BEMSアグリゲータ登場の背景
- BEMS市場全体はどうなるのか
- スマート化とシンプル&ネットワーク化の2極へ
- 拡大する市場と多業種の新規参入
- ビッグデータの活用と人材育成が新ビジネスを推進する
- BEMSデータの新しい活用方法
- BEMSデータのマクロ活用事例
- 2011年夏の電力使用制限令の効果調査
- 2012年2月西日本ピーク電力時の民生ビルの影響度調査
- 大量のBEMSデータ (ビッグデータ) 活用による最新省エネ制御事例
- BEMSによる省エネ・節電手法の基本は変わらない
- 複数BEMSの連携による地域でのエネルギーマネジメント事例
- BEMSアグリゲータを含む今後のBEMSビジネスと人材育成
- BEMSアグリゲータ事業の課題は人材不足
- 新しい資格制度を活用したBEMS人材育成
- 質疑応答/名刺交換