化粧品の処方開発の留意すべき点は、安全性と安定性を確保した製品を作りあげることである。さらに使用者が満足できる使用感が求められる。
化粧品の処方を作りあげる上で必要な事項は、安全性においては、薬事法上の成分使用制限の理解、薬事法の制限以外の成分選択の注意点、化粧品の使用部位、使用方法について理解すること。
安定性においては、製剤の剤型、性状、化粧品成分の化学的、物理的性質の把握が必要となる。
化粧品の使用感においては、感触の評価方法、試験方法の検討、評価結果の考察が必要となる。
- 化粧品の分類
- 目的
- 使用部位
- 効能効果
- 化粧品の使用方法
- 「洗い流す」又は「洗い流さない」のどちらかである。
- 化粧品成分としての留意点
- 化粧品基準で定められた化粧品への防腐剤、紫外線吸収剤、タール系色素以外の成分の禁止・配合制限成分
- 生物由来製品基準
- 化粧品に配合可能な医薬品の成分
- 旧化粧品種別配合成分の基準
- 動植物由来成分
- 化粧品に配合される成分チェックリスト
- 安全性の確保
- 化粧品の類別
- 化粧品の剤型及び性状
- 化粧品に使われる成分の性質
- 化粧品を構成する成分
- 油性成分
- 界面活性剤
- シリコーン
- 多価アルコール・糖類
- 高分子
- 無機粉体・有機粉体
- 有用性、有効性、コンセプトとなる成分
- 植物抽出液、生薬成分
- 微生物由来成分
- タンパク質、アミノ酸
- セラミド類
- ビタミン類
- 紫外線吸収剤
- 感覚に訴える成分
- 着色剤
- 着香剤
- 安定性を確保する成分
- 防腐剤
- pH調整剤
- 酸化防止剤
- キレート剤
- 防腐剤
- 製品の使用感
- 質疑応答