2030年頃の実用化に向けて、より高性能な第6世代移動体通信 (Beyond 5G/6G) やレベル5搭載完全自動運転車などの研究開発が盛んに行われています。これら次世代システムにおいて、周波数30GHz以上のミリ波と呼ばれる電磁波が注目を浴びています。一方で、ミリ波帯は、数GHzのマイクロ波帯よりも数倍から数十倍以上も周波数が高くなるため、回路材料となる導体や誘電体に起因した損失が増加し、回路実現を困難にします。このため、使用する周波数帯域において精度良く材料評価し、ミリ波システム設計者が望むミリ波材料をいち早く提供できることが求められております。
本セミナーでは、ミリ波の特長やミリ波回路設計などの基礎知識から回路開発に必須となるミリ波材料の評価方法などに関して解説します。
- ミリ波とは
- ミリ波材料の応用先
- 次世代ミリ波システム
- これまでのミリ波システム
- 次世代移動体通信
- 次世代自動車
- ミリ波受動回路
- ミリ波伝送路の分類
- ミリ波線路の設計方法
- 伝送線路特性の基礎
- MSL線路の設計方法
- MSL線路の伝送損失の計算例
- CPW線路の設計方法
- CPW線路の伝送損失の計算例
- 裏面導体付CPW線路の設計方法
- 裏面導体付CPW線路の伝送損失の計算例
- ミリ波回路への応用例
- ミリ波回路評価の基礎
- ミリ波フィルタ
- 30GHz帯帯域通過フィルタの実現例
- 55GHz帯帯域通過フィルタの実現例
- ミリ波誘電体レンズアンテナ
- 60GHz帯低サイドローブ誘電体レンズアンテナの実現例
- ミリ波集積回路の実装技術
- ミリ波集積回路実装時に封止樹脂が与える影響の計算例
- 望まれるミリ波材料
- 材料評価技術
- 材料評価技術の分類
- 測定法の種類・対応範囲
- 基本的な測定原理
- 共振器法の詳細分類
- 低損失材料の評価技術
- 遮断円筒導波管法
- TE011モード空洞共振器法
- WGモード誘電体共振器法
- TM0m0モード円板共振器法
- 2誘電体円柱共振器法
- 導体材料の評価技術
- 表面側導電率の評価技術
- 界面側導電率の評価技術
- まとめ
複数名受講割引
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 36,200円(税別) / 39,820円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
- 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
- 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
- 他の割引は併用できません。
- サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。
アカデミー割引
教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。
- 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
- 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
- お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。
ライブ配信セミナーについて
- 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
- お申し込み前に、 視聴環境 と テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
- 開催日前に、接続先URL、ミーティングID、パスワードを別途ご連絡いたします。
- セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
- セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
- 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
印刷物は後日お手元に届くことになります。
- ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
- タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
- ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
- 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
- Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。