混入異物の識別法・迅速な原因解明のポイント習得のための各種製品に混入する異物の特徴と分析技術を活用した処方

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本セミナーでは、異物混入対策について取り上げ、代表的な混入異物の傾向・形態的特徴、分析技術の基礎知識、異物分析結果の解釈、迅速な原因解明のためにすべきことについて、すぐに職場で活用できるよう実践的に分かりやすく解説いたします。

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プログラム

コロナ禍での生活が続いた影響で衛生意識はますます高まり、食品・花粉・ダニなどへのアレルギー反応に代表されるように、昔は気にならなかった異物に過敏に反応する消費者は増加傾向にあります。  今年になってからも有名食品メーカ等で異物混入トラブルが続出し、SNS上でも情報拡散されています。トラブル防止のため、メーカでは品質管理を徹底させ、幾重もおよぶ検査体制を構築していますが、昆虫、毛髪、カビ、樹脂、ガラス、金属片などの混入クレームは減少していないのが実情です。異物クレームで納入先のサプライチェーンが止まると、損害賠償金額も半端ではないため、分析担当者には特段の迅速さと原因究明のための対応力が求められるだけでなく、今後は、混入トラブルを最小限に抑えるための“事前の分析的支援”もますます重要となります。  本セミナーでは、異物トラブルの傾向や代表的な混入異物の識別法から、分析技術を通じた迅速な原因解明のポイントについて分かりやすく解説します。製品検査、品質管理、機器分析を担当されている技術者の方のみならず、顧客相談窓口、営業の方にも役立つ内容です。

  1. なぜ異物問題が続発するのか?
    1. 異物の定義・種類
    2. 最近の異物発生事例と特徴
  2. 混入しやすい異物とその対策
    • 代表的な混入物質の例
      • 毛髪
      • 繊維
      • 昆虫
      • カビ
      • その他
  3. 分析を行う前に
    1. 濾過捕集-光学顕微鏡観察、その他検知法
    2. X線マイクロCT等、各種検査装置
    3. 事前の情報収集ならびに混入形態の確認
    4. サンプリングに必要なツール
    5. 異物の性状確認 (顕微鏡観察・簡易識別法)
  4. 分析手法の原理・特徴および組み合わせ
    1. EPMA (SEM-EDX) 、顕微IR、XRD、Raman、その他代表的手法
    2. FT-IR分析の基礎 (ダイジェスト)
    3. 成分同定に至るまでのフロー
    4. 異物分析事例&結果の解釈
  5. 問題解決&発生防止のために
    1. 原因解明への道程
    2. 異物の分析結果が原因物質と直結しないケース
    3. 異物混入を未然に防ぐための分析支援
  6. まとめ
    1. 問題演習
    2. 質疑応答

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