改正GMPに対応する技術移転/移管での同等性評価とバリデーション/作業者教育

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本セミナーでは、原薬中の不純物評価と管理方法に関連するガイドラインについての個々の説明や相互の関連、及び不純物混入のリスク解析について事例を交え、解説いたします。

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改正GMP省令バリデーション指針 (2021年4月28日) において、バリデーションとは「製造所の構造設備並びに手順、工程その他の製造管理及び品質管理の方法 (以下この基準において「製造手順等」という。) が期待される結果を与えることを検証し、これを文書とすることによって、目的とする品質に適合する製品を恒常的に製造できるようにすることを目的とする。」とある。  この目的を達成するため、医薬品開発、日常的な工程確認及び製品品質の照査を含む製品ライフサイクルを通じて集積した知識や情報を活用すること、そして医薬品開発あるいは技術の確立が当該製造所以外で行われた場合には、「必要な技術移転/移管を実施すること」が最も重要な鍵となる。  技術移転/移管とは、開発から承認後までの製品ライフサイクルのどこかの段階で発生し、新製品であれば開発の場から製造の場への製造に必要な情報・技術の移転であり、既存品であれば自社施設から自社や他社施設への工程や試験の委託に際しての文書類や専門技術の移管となる。  言うまでもなく医薬品の製品品質は、品質設計により医薬品の特性、機能を定め、生産を想定したスケールアップ、品質変動要因の解明するところからスタートする。その後、「適切な技術移転」を行うことでの品質同等性確保、その後バリデーションによる恒常的生産の能力証明、製造品質の確保、そして確固たる安定生産につながる。これらの関連およびそれらに伴う作業者教育について事例を交え詳細に解説する。

  1. 技術移転
    1. 技術移転/移管とは
    2. 技術移転で重要なこと
    3. 製品ライフサイクルと技術移転
    4. 技術移転に際して必要となる各種情報
      1. 原料 (原薬、添加物等) 、組成及び製法 (処方、関連詳細情報) 、包装等
      2. 規格及び試験方法、総括的重要事項
    5. 技術移転の実際と留意点
      1. 技術移転に関わる組織・人員、手順、必要な情報、形式等
      2. 研究報告書、製品仕様書と記載例
    6. 技術移転とバリデーションの関係
    7. 開発から製造にかけての品質同等性 (一貫性) 確保
    8. 品質と規格の整合性、文書管理と技術情報の更新
    9. 技術移転の事例 (原薬工程、軟膏、固形製剤等)
  2. バリデーション
    1. GMP省令第13条及びバリデーション指針
    2. バリデーション指針と改正されたGMP省令
    3. バリデーションの目的と検証対象とは
      • 製造設備・環境制御設備、製造用水、製造工程、製造設備の洗浄作業
      • 原料・資材及び製品の試験検査の方法、
      • 輸送バリデーション
    4. バリデーション計画書
    5. バリデーション責任者と業務
    6. バリデーションの種類等
    7. バリデーションの実践に当たっての注意事項
      • バリデーンの回数
      • 再バリデーション、変更時のバリデーション
      • 洗浄バリデーション
    8. バリデーション報告書、その他
    9. 品質リスクマネジメントによる管理戦略
    10. バリデーションの実施事例 (原薬工程、製剤工程等)
  3. GMP教育訓練について
    1. GMP教育訓練
    2. 技術移転・バリデーション、製造要員、QA・QC、GMP監査員、その他製造に関わる職員 (メンテナンス、清掃業者、防虫業者) 等
  4. まとめ

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